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2010年4月 アーカイブ


2010年4月11日

『知のトポス』第5号刊行のご案内  【お知らせ】

11014.jpg  新潟大学大学院現代社会文化研究科共同研究プロジェクト 「世界の視点をめぐる思想史的研究」の一環として、今年も『知のトポス──世界の視点』が刊行されました。

 本誌は、哲学・思想史の分野において重要な役割を果たしながら、これまで十分に注目されてこなかった論文やテクストを翻訳し紹介する目的で編まれ、今号で、5冊目(前身の『世界の視点──変革期の思想』を入れると6冊目)を数えています。

 既刊分は、哲学研究者を中心とした学会や研究会等で無料配布され、好評を得てきましたが、これまで告知が十分ではなかったこともあり、たびたび問い合わせをいただくことがありました。今後は本ブログにおいて、目次等を含め、ご案内させていただきます。


『知のトポス──世界の視点』第5号(2010年3月刊、全188頁)

目次:

C・L・ラインホルト「道徳と宗教との間の必然的な連関についての、理性批判の結論」 栗原隆・阿部ふく子・大塚貴匡・福島健太・保坂希美訳

J・G・フィヒテ「シュミット教授によって樹立された体系と知識学との比較」栗原隆・阿部ふく子訳

ジャコブ・ロゴザンスキー「「Ungeheuerなもの」の限界で──カント『判断力批判』における崇高と怪物的なもの」宮﨑裕助訳

     *   *   *   *

深澤助雄「観得と形象」

深澤助雄「シンボルの受胎」

2010年4月 5日

第4回新潟哲学思想セミナーが開催されました  【イベントの記録】

4th.NiiPhiS

第4回の NiiPhiS は、昨年12月に新潟大学に着任された青柳かおる先生を講師にお招きし、二十数名の参加者を得て、イスラームの婚姻論というテーマで開催されました。

青柳かおる氏.JPG

今回のセミナーでは、ガザーリー(イスラーム思想史上最大の思想家の一人)、イブン・アラビー(ガザーリー以降のスーフィズムを代表する思想家)、カラダーウィー(現在、アラブ諸国だけでなく世界中のムスリムに大きな影響を持っている法学者)という3人のイスラム思想家の婚姻論に焦点があてられました。

スーフィズムからみたガザーリーの婚姻論と思想的背景にある存在論との結びつきについてお話があった後、ガザーリーとイブン・アラビーの比較(スーフィズムの思想における比較)、ガザーリーとカラダーウィーの比較(古典時代と現代の比較)が行われ、イスラム思想史の発展と多様性について学ぶことができました。

(文責・新潟大学大学院現代社会文化研究科博士課程 浦上麻衣子)

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2010年4月 1日

イスラームの婚姻論──ガザーリー、イブン・アラビー、カラダーウィー  【お知らせ】

青柳かおる訳注・解説『現代に生きるイスラームの婚姻論』 第4回 新潟哲学思想セミナー [NiiPhiS]

イスラームの婚姻論
──ガザーリー、イブン・アラビー、カラダーウィー


講師 青 柳 か お る (新潟大学准教授)

日時 2010年4月1日(木) 17:00~18:45
場所 新潟大学 人文社会学系棟 第一会議室 (B棟2階)

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