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2014年7月 アーカイブ


2014年7月14日

人間学合宿2014の記録  【イベントの記録】

■ 人間学合宿2014の記録
日程:7月12日(土)〜13日(日)
行先:会津喜多方〜史跡若松城址・鶴ヶ城
宿泊先:会津柳津温泉 内田屋

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2014年7月11日

講演会「言語で巡るシベリアの旅」の報告  【言語学】

2014年7月5日(土)新潟大学五十嵐キャンパスにて,講演会「言語で巡るシベリアの旅 -- 北方の人々のことばと暮らし」が行われました.日本の北方に分布する5つの民族の言語・人々・暮らしについて,「学外の講師+江畑」の5名が話題を提供しました.事前受付の質問に加え,当日の来場者からもたくさんの質問を頂きました.英語や日本語のような大言語だけでなく,こうした「小さな」言語にも独自の世界・文化が広がっています.それらは,我々の想像も及ばないような特異性を有していることもあれば,私たちにとって意外な親近感を抱かせるようなものもあることを気づかせてくれました.

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2014年7月 2日

第16回新潟哲学思想セミナーが開催されました  【NiiPhiS】

NiiPhiS16

[文責=新潟大学大学院現代社会文化研究科 博士課程 高畑 菜子]

第16回新潟哲学思想セミナーは、講師に古田徹也先生をお迎えして、「行為と行為でないものの境界」というテーマで開かれました。ご講演は、行為という概念の奥行きを広げるだけ広げたうえで、そこで捉えきれないものをどう考えるか、というものでした。

古田先生によれば、行為論は、「私が手をあげるという事実から、私の手があがるという事実を引いたら、後には何が残るのか」といウィトゲンシュタインの問いが起点となっています。たしかに行為を意図や意志の有無で特徴づけるという考え方が支配的ではありますが、しかし意図的行為はあくまでも行為の一側面にすぎません。実際には「意図せざる行為」が世の中にあふれているわけですから、ここであらたに、「(図らずも)やってしまったという事実から、起こってしまったという事実を引いたら、後には何が残るのか」という問題が生じてきます。ご講演はおもにこの問題の解答を探る試みでした。

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2014年7月12日

人間学合宿2014のお知らせ  【お知らせ】

 人間学合宿2014の詳細な日程が決まりました.ご確認をお願いします(詳細は配布されるプリントを参照してください).今から参加することも可能ですので,都合がつくようになった方は幹事の鈴木さんまでご連絡してください!

7月12日(土) 10:00まで 新潟大学西門 集合・出発

         会津喜多方観光など

7月13日(日) セミナー・鶴ヶ城見学など

         15:00 新潟大学西門 到着・解散

持ち物: 会費12,000円,昼食代,タオル・バスタオル・歯ブラシ・寝巻き,観光用の小さめのバッグ

2014年7月 5日

講演会「言語で巡るシベリアの旅 -- 北方の人々のことばと暮らし」  【お知らせ】

7月5日(土)開催の講演会のお知らせです.学部学生を主たる対象としています.事前申込不要ですので,お気軽にお越しください:

日本海の向こう側には,シベリアの大自然が広がっています.シベリアでは多種多様な30以上もの先住民言語が話されており,それらはロシア語ともまた異なるものです.知られざる隣人たちのことばと暮らしについて,現地でフィールドワークを重ねる専門家たちが分かりやすく解説します!

日時  2014年7月5日(土) 13:00-17:30

会場  新潟大学 総合教育研究棟D301

 

プログラム

13:0013:20 「北方に暮らす人々とことば」江畑 冬生 (新潟大学)

13:2014:00 「アリュートル語とアリュートルの人々」永山 ゆかり (北海道大学)

14:0014:40 「イテリメン語とイテリメンの人々」小野 智香子 (千葉大学)

14:4015:20 「ユカギール語とユカギールの人々」長崎 郁 (国立国語研究所)

15:4016:20 「エウェン語とエウェンの人々」鍛治 広真 (東京大学)

16:2017:00 「サハ語とサハの人々」江畑 冬生

17:0017:30 「討論・質問」

 

言語で巡るシベリアの旅のポスター


2014年7月18日

啓蒙の盲点、啓蒙批判の盲点  【お知らせ】

ohashi.jpg 第17回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)

啓蒙の盲点、啓蒙批判の盲点

講師 大橋完太郎(神戸女学院大学准教授)
コメンテーター 逸見龍生(新潟大学准教授)

日時 2014年7月18日(金) 18:15~19:45
場所 新潟大学五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟 D-301(旧地域国際交流促進室)

 近代主義としての啓蒙批判の要点はどこにあるのだろうか? アドルノとホルクハイマーの『啓蒙の弁証法』(1947年)は、そうした啓蒙批判のなかでも、もっともよく知られた書物である。だが、その批判はいったいどこに行き着くのだろうか。そうした議論の先、あるいはその手前には、近代の啓蒙批判に収まらないオルタナティヴな啓蒙思想の姿が見出されないだろうか。とりわけ、ディドロ、ルソー、サドの思考のうちに。それは、いったいいかなるものだろうか──

 第17回の新潟哲学思想セミナーは、講師に大橋完太郎氏をお迎えします。大橋さんは、18世紀フランスの作家・思想家ディドロを中心とした啓蒙思想を専門としつつ、近代から現代思想の諸領域に至るまで幅広く活躍されています。大橋さんの著書『ディドロの唯物論』は、学会でも大きな反響を呼び、表象文化論学会賞を受賞されました。今回のセミナーでは、本学より、逸見龍生さんにもコメンテーターとして登壇いただき、フランスの啓蒙思想の面白さや奥深さをめぐって大橋さんとともに論じてもらう予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。

◎ 講師プロフィール
大橋完太郎(おおはし・かんたろう) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸女学院大学文学部准教授。専門は、フランス近代思想・表象文化論。著書に『ディドロの唯物論──群れと変容の哲学』(法政大学出版局、2011年)ほか。
逸見龍生(へんみ・たつお) 1964年生まれ。現在、新潟大学人文学部准教授。

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった新しい公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。予約等はいっさい必要ありません。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=宮﨑裕助・城戸 淳)
共催:新潟大学人文学部(研究プロジェクト支援経費)/同 哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで


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