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2011年6月20日

●ドイツ・ビーレフェルト大学「日本週間記念ワークショップ」

 去る6月9日に「日本週間記念ワークショップ」がドイツ・ビーレフェルト大学で開催されました。6月6日から行われていた「ドイツ・日本週間」の記念式典です。ビーレフェルト大学との交流協定締結の際新潟大学の窓口となった私、桑原聡教授が招待され、記念講演「ヘルマン・ブロッホ『ウェリギリスの死』における「純粋なコトバ」について」を行い、それに続き、ゲルハルト・ザーゲラー学長主催の記念式典に参加し、謝辞と両校の国際交流促進への期待を述べて参りました。

講演風景01

 午後からは、人文学部を卒業して現在現社研に在学しビーレフェルト大学奨学金を得て当地で学んでいる渋木花子さんが新潟大学を紹介し、今年3月まで留学していたMichael Schoofs君とTristan Weigang君が新潟滞在の経験と意義についてビーレフェルト大学の学生に熱く語ってくれました。

 翌日10日に私は、さらに「ドイツロマン派からパウル・シェアバルトに至るドイツ幻想人工庭園の系譜」という講演を行い、この分野の専門家であるFriedmar Apel教授および他の教員、大学院生と意見を交換いたしました。

20110609-bielefeld-photo02s.jpg

 3日間スケジュールがぎっしり詰まったハードなプログラムでしたが、有意義な交流がでてきたと喜んでいます。福島原発事故にもかかわらず、かなりの学生が日本(新潟大学への)留学に興味を示してくれました。近いうちに彼らを迎えることができるのを楽しみにしている次第です。

ワークショッププログラム 桑原講演ポスター
(文責:桑原)