記録・報告

　3月22日午後、平成23年度の人文学部学生表彰の授与式が行われました。これは人文学部において優れた成果を生んだ学生を表彰するために今年制定されたものです。4年間を通じて学業が優秀な学生、そして学外のコンテスト等で本学における学習成果が高く評価された学生が表彰の対象となります。記念すべき第一回目となる今年は、「日独交流150周年」関連企画として、日本のドイツ語学習者を対象とした全国オーディオ・ビデオコンテストにおいて、フィクション・ビデオ部門第一位および第三位を獲得した、「ヨーロッパ文化論Ａ」受講者（Ａ．ホップ先生ご担当）の四年生チームと三年生チームのダブル受賞となりました。

　關尾史郎人文学部長から賞状と賞品が授与されたあと、副学部長の高木裕教授と桑原聡教授ご臨席のもと、受賞者たちとホップ先生を囲んでの歓談が行われました。 同じシーンを30回以上も撮り直したり、ドイツ語の発音に四苦八苦したりという制作秘話やホップ先生のご指導方法等が披露されました。ドイツとはいささか縁薄い新潟の地でドイツ語ドイツ文化の魅力を伝えたいというホップ先生の思いに、学生たちがそれぞれの個性を生かしつつ応えていくことで、このような素晴らしい成果が生まれたのだということを実感した次第です。

　今回の表彰者たちの多くは、副専攻としてドイツ語を受講する学生たちでした。専門分野の枠にとらわれることなく学習できるという本学の強みを生かした結果とも言えるでしょう。こうした環境のなかから、また次にはどのような表彰者たちが生まれてくるのか、今後も楽しみです。

（文責：吉田治代）

　去る3月18日（日）、人文学部バトルランが開催されました。これは、人文学部から弥彦神社まで約28Kmを走破する人文学部の春の恒例行事です。

　当日はあいにくの小雨模様でしたが、途中の和菓子屋に寄るものあり、ソフトクリームを頬ばるものありの各自のペースで、７人全員が無事完走しました。成績は以下の通りです。

国際シンポジウム「ドイツ・ロマン派の時代の危機意識とユートピア」
Das Krisenbewusstsein zur Zeit der Romantik
und Utopievorstellung

日時：2012年2月28日（火）12：30〜
　　　2012年2月29日（水）09：30〜
場所：新潟大学　五十嵐キャンパス　
　　　総合教育研究棟D棟1F大会議室

　2月26日夜にドイツ・ビーレフェルト大学からWolfgang Braungart教授（ドイツ文化）、Jan Andres博士(ドイツ文化）、それとオーストリア・ザルツブルク大学Thomas Schirren教授(古典学）が新潟にお着きになりました。ビーレフェルト大学言語文学部長であるKai Kaufmann先生はご都合のため今回は来潟できませんでしたが、お詫びと国際シンポジウムの盛会を祈る、丁寧なメッセージをお寄せくださいました。