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2012年10月31日

●報告:ルール大学ボッフム東アジア学部との交流協定書調印記念懇談会

10月9日に、ルール大学ボッフム東アジア学部との交流協定書調印を記念して懇談会を開催しました。

2011年の9月からルール大学ボッフム東アジア学部の前学部長のRegine Mathias先生(日本学)と交流協定の協議を開始し、2012年3月末に東アジア学部教授会で、6月に新潟大学大学院現代社会研究科と人文学部教授会で交流協定書を承認いたしました。
 それを記念して、Mathias先生と10月から学部長になられたJoerg Plassen先生(朝鮮宗教学)をお招きして交流協定書調印記念懇談会を開催した次第です。

当日は午後2時から学長表敬訪問、午後3時から関係の教員との懇談会をもち、その後現社研および人文学部公式の懇談会を行いました。

懇談会では現社研、人文学部のカリキュラムを、そしてルール大学ボッフムおよび東アジア学部の紹介があり、質疑応答も含めて1時間40分ほど懇談いたしました。お互いに大変有意義な会でした。

人文学部からはこの10月から2名の学生が東アジア学部に留学しています。来年度は東アジア学部からの留学生を受け入れ、こちらからも送り出したいと考えています。

その後、懇親会に席を移し、楽しく歓談することができました。

交流協定の今後の発展が楽しみです。

(文責:S.K.)

2011年9月30日

●表敬訪問(ルール大学ボッフム:マティアス東アジア学部長)

ドイツ・ルール大学ボッフム東アジア学部学部長であるレギーネ・マティアス Regine Mathias 教授が、2011年9月27日に新潟大学人文学部を表敬訪問されました。東京にある「ドイツ・日本研究所」の外部評価委員として来日され、二日にわたる評価の仕事の後、わざわざ新潟までお越しくださいました。

マティアス教授とともに

マティアス教授は日本経済史がご専門で、最近はとりわけ鉱山に関する研究を進められており、2009年12月には国際シンポジウム「絵巻から見える佐渡金銀山」(2009年12月20日、於朱鷺メッセ・マリンホール)に人文学部の橋本博文教授の招きでパネリストとして参加されました。またドイツ文化の桑原聡教授とも親交があり、今回の表敬訪問が実現しました。

表敬訪問の後、マティアス教授は桑原教授、ドイツ文化の吉田治代准教授、そして国際交流委員長の高田晴夫教授と交流協定の可能性について協議しました。夕刻には橋本教授の案内で、新潟県民会館で展示されている「新潟大学所蔵貴重学術資料公開展示会」をご覧になられました。橋本教授が新しく購入した佐渡金銀山の絵巻に大きな関心を寄せられ、教授の説明に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

再会を約して午後7時23分発の新幹線で東京に戻られました。

2011年6月20日

●ドイツ・ビーレフェルト大学「日本週間記念ワークショップ」

 去る6月9日に「日本週間記念ワークショップ」がドイツ・ビーレフェルト大学で開催されました。6月6日から行われていた「ドイツ・日本週間」の記念式典です。ビーレフェルト大学との交流協定締結の際新潟大学の窓口となった私、桑原聡教授が招待され、記念講演「ヘルマン・ブロッホ『ウェリギリスの死』における「純粋なコトバ」について」を行い、それに続き、ゲルハルト・ザーゲラー学長主催の記念式典に参加し、謝辞と両校の国際交流促進への期待を述べて参りました。

講演風景01

 午後からは、人文学部を卒業して現在現社研に在学しビーレフェルト大学奨学金を得て当地で学んでいる渋木花子さんが新潟大学を紹介し、今年3月まで留学していたMichael Schoofs君とTristan Weigang君が新潟滞在の経験と意義についてビーレフェルト大学の学生に熱く語ってくれました。

 翌日10日に私は、さらに「ドイツロマン派からパウル・シェアバルトに至るドイツ幻想人工庭園の系譜」という講演を行い、この分野の専門家であるFriedmar Apel教授および他の教員、大学院生と意見を交換いたしました。

20110609-bielefeld-photo02s.jpg

 3日間スケジュールがぎっしり詰まったハードなプログラムでしたが、有意義な交流がでてきたと喜んでいます。福島原発事故にもかかわらず、かなりの学生が日本(新潟大学への)留学に興味を示してくれました。近いうちに彼らを迎えることができるのを楽しみにしている次第です。

ワークショッププログラム 桑原講演ポスター
(文責:桑原)