新潟大学・みなとぴあ共催「哈爾濱(ハルビン)金代文化展」記念シンポジウム
中国金の建国と女真族の社会
新潟市歴史博物館「みなとぴあ」で「哈爾濱金代文化展」が開催されています。金王朝時代(12~13世紀)の北東アジアの歴史は文献資料が少ないために、その多くが謎とされてきました。しかしながら近年、日本の考古学者の活躍によって、その謎が次第に解き明かされようとしています。本シンポジウムでは、城郭・鉄生産・貨幣経済・陶磁器研究の分野で優れた業績を上げている4名の研究者をお招きし、最新の研究状況についてご講演いただき、討論を交えながら、文献資料だけでは明らかにし得なかった金王朝の実像に迫ります。
- 日時: 10月11日(日)13:00~17:00
- 会場: 万代市民会館 6階ホール
- 参加料(資料代): 500円
プログラム〈敬称略〉 | |
13:00~13:15 | 開会の辞 甘粕健(新潟市歴史博物館長) |
第1部 基調講演 | |
13:15~13:55 | 臼杵勲(札幌学院大学人文学部教授) 「考古学から見た金代女真」 |
第2部 基調報告 | |
14:05~14:30 | 村上恭通(愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター長(教授)) 「金代北東アジアの鉄器とその生産」 |
14:30~14:55 | 三宅俊彦(専修大学文学部兼任講師) 「金代北東アジアの銭貨流通について」 |
14:55~15:20 | 弓場紀知(京都橘大学文学部教授) 「金代の陶磁器は金朝の陶磁器か?」 |
第3部 総合討論 | |
15:40~16:55 | コーディネーター 白石典之(新潟大学超域研究機構教授) |
16:55~17:00 | 閉会の辞 關尾史郎(新潟大学人文学部長) |
- 主催: 新潟市歴史博物館
- 共催: 新潟大学超域研究機構「東部ユーラシア周縁世界の文化システムに関する資料学的研究」
新潟大学プロジェクト推進経費(助成研究A)・新潟大学人文社会・教育科学系研究プロジェクト経費(学系基幹研究)「環東アジア地域におけるネットワーク群の展開と構成に関する実証的研究」
新潟大学人文社会・教育科学系附置環東アジア研究センター
【聴講申込先】新潟市歴史博物館 みなとぴあ(025-225-6111)へ 、Eメール・FAX・往復はがきのいずれかでお申し込みください。
e-mail:museum@nchm.jp/fax:025-225-6130/〒951-8013 新潟市中央区柳島町2-10
※ 定員200名。10月7日(水)締切予定。応募者多数の場合は抽選。