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本年は被災地から救出した資料の保存方法について考えます。兵庫県の史料ネットの水損資料の保全の取り組みを学ぶため、講演と水濡れ史料乾燥ワークショップを開催します。
また、今年9月の山古志への文書返還活動記録の上映会と救出した資料の保存方法について、新潟県の事例を踏まえてパネルディスカッションを行ないます。
12月13日(月)に、成蹊大学教授の池上裕子先生をお迎えして、全学講義(人文学部担当)を以下の要領で開催致します。池上先生は新潟大学人文学部ご出身でいらっしゃいます。種々ご多忙とは存じますが、是非ご出席を賜りますようお願い申し上げます。
アンリ・ミショー(1899-1984)ほど、文学創造の中核で生まれる異議申し立てを見事に示している作家・詩人はほとんどいないであろう。1931年、ミショーはインド、中国、インドネシア、日本などを経めぐる旅をする。この旅行体験をもとに書かれた『アジアにおける一野蛮人』は、通常の旅行記の体裁をとりつつも、同時に紀行文のコードを粉砕するもう一つの〈声〉を潜ませている。
今回の「〈声〉とテクスト論」講演会は、このミショー研究の第一人者で、ガリマール書店から、『エクアドル』『アジアにおける一野蛮人』の注釈書を上梓されている、ボルドー第3大学教授ジェローム・ロジェ氏を講師にお迎えして開催いたします。皆さま、どうぞふるって御参加下さい。
なお、同日7時から懇親会を予定しています。参加をご希望の方は高木までお問い合わせ下さい。