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2011年3月 アーカイブ

2011年3月 7日

ビーレフェルト大学 Dr. van Laak氏との 共同研究のご案内〈交流協定事業〉

3/11に発生した東日本大震災のため、本共同研究は中止となりました。
詳細につきましてはこちらをご覧下さい。

新潟大学現社研および人文学部では、この度、3月7日から4月1日まで、交流協定先のドイツ・ビーレフェル大学より私講師 Privatdozent Dr. Lothar van Laak(ローター・ファン・ラーク)先生をお招きすることになりました。

この期間中、下記のシンポジウム、ワークショップの開催を企画しております。大方の催しは、日本語と英語をメインにドイツ語を交えて実施致します。(ドイツ語のみで行うものも一部あります。詳細は桑原(kuwahara [atm@rk] human.niigata-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい) みなさまのご参加をお待ちしております。



■□■ ビーレフェルト大学私講師 Dr.Lothar van Laak 氏予定表 ■□■
Schedule for Mr. Privatdozent Dr. Lothar van Laak


  1. 3月10日(木) << 10th Mar., 2011 >>
    シンポジウム「裂開する世界図絵―近代ヨーロッパの〈庭園〉表象における欲望・創出・媒介」
    会場:人社系棟第一会議室 午後1時から午後6時まで
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    [ Symposium ] The bursting ‘Orbis Sensualium Pictus’
    -- Desire, Creation and Intermediation in the Representaitons of 'Gardens' in the modern Europe
      at Conference-Room in the Second Floor, Building for human and social Studies / 1 p.m. - 6 p.m.
     
  2. 3月15日(火) << 15th Mar., 2011 >>
    ワークショップ「市民社会と記念碑」
    講演者:松本 彰 教授、Privatdozent Dr. van Laak氏
    コメンテーター:森田 直子 助教
    会場:総合教育研究棟A棟3階学際交流室 午後2時から午後7時まで
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    [ Workshop ] Die bürgerliche Gesellschaft und die Denkmäler
    Lecturers: Prof. Akira MATSUMOTO, Privatdozent Dr. van Laak
    Comentator: Dr. Naoko MORITA
      at Conference-Room in the Third Floor, I A-Building in the integrated Buildings for Education and Research / 2 p.m. - 7 p.m.
     
  3. 3月17日(木) << 17th Mar., 2011 >>
    ワークショップ「日欧比較映画論 1」
    講演者:石田 美紀 准教授、Privatdozent Dr. van Laak 氏
    会場:総合教育研究棟A棟6階コンピュータ室1 午後1時~午後6時まで
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    [ Workshop ] Compartaive Studies on Movies in Europe and Japan 1
    Lecturers: Prof. Minori ISHIDA, Privatdozent Dr. van Laak
      at Computer-Room 1 in the Sixth Floor, A-Building in the integrated Buildings for Education and Research / 1 p.m. - 6 p.m.
     
  4. 3月20日(日) << 20th Mar., 2011 >>
    ワークショップ「J.J.Winckelmann, Ästhetik, Museum」
    講演者:桑原 聡 教授、武田 利勝 教授(駒澤大学)、小田部 胤久 教授(東京大学)、Privatdozent Dr. van Laak
    会場:総合教育研究棟A棟3階学際交流室 午後2時から午後7時まで
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    [ Workshop ] J.J.Winckelmann, Ästhetik, Museum.
    Lecturers: Prof. Satoshi KUWAHARA, Prof. Toshikatu TAKEDA (Komazawa-University), Prof. Tanehisa OTABE (Toukyo-University), Privatdozent Dr. van Laak
      at Conference-Room in the Third Floor, I A-Building in the integrated Buildings for Education and Research / 2 p.m. - 7 p.m.
     
  5. 3月25日(木) << 25th Mar., 2011 >>
    ワークショップ「日欧比較映画論 2」
    講演者:石田 美紀 准教授、Privatdozent Dr. van Laak 氏
    会場:総合教育研究棟A棟6階コンピュータ室1 午後1時~午後6時まで
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    [ Workshop ] Compartaive Studies on Movies in Europe and Japan 2
    Lecturers: Prof. Minori ISHIDA, Privatdozent Dr. van Laak
      at Computer-Room 1 in the Sixth Floor, A-Building in the integrated Buildings for Education and Research / 1 p.m. - 6 p.m.
     
  6. 3月28日(月) << 28th Mar., 2011 >>
    講演会 Ingrid Gilcher-Holtey教授(社会学、ビーレフェルト大学)
    会場:総合教育研究棟A棟3階学際交流室 午後4時~午後6時まで
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    [ Lecture ] Prof. Dr. Ingrid Gilcher-Holtey (Sociology, Bielefeld)
      at Conference-Room in the Third Floor, I A-Building in the integrated Buildings for Education and Research / 4 p.m.- 6 p.m.
     
  7. 3月30日(水) << 30th Mar., 2011 >>
    シンポジウム「Athanasius Kircher」
    講演者:坂本 貴志 准教授(山口大学)、大角 欣也教授(東京芸術大学)、Privatdozent Dr. Lothar van Laak
    会場:人社系棟第一会議室 午後1時~午後6時まで
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    [ Symposium ] Symposium on Athanasius Kircher
    Lecturers: Prof. Takashi SAKAMOTO (Yamaguchi-University), Prof. Kinya Osumi (Tokyo-Geijutu-University), Privatdozent Dr. van Laak
      at Conference-Room in the Second Floor, Building for human and social Studies / 1 p.m. - 6 p.m.
     

「裂開する世界図絵」〈19世紀学研究所主催/人文学部・19世紀学学会共催〉のお知らせ

19世紀学研究所主催/人文学部・19世紀学学会共催
裂開する世界図絵
ー近代ヨーロッパの〈庭園〉表象における欲望・創出・媒介ー

リーフレット 「世界図絵」はここでは言葉と事物の蒐集と分類に駆られた人類知を指す。近代への転換期、いかなる変容がそこに見られたのか。その事例の一つとして〈庭園〉表象の新たな創出や、この人工的な場に多様に重ねられた夢想や欲望を読み解きつつ、世界表象の新たな近代的相貌を俯瞰する。

日時:3月10日 14:00-18:00
場所:人社系棟第一会議室
プログラム:
14:00-14:50 安西信一(美学・東京大学)
「コッテージ・ガーデン――内向するイングリッシュネス」
15:00-15:50 佐藤淳二(仏文学、思想および表象理論・北海道大学)
「庭と欲望:ルソー『新エロイーズ』の風景」
16:15-17:05 鷲見洋一(仏文学・慶応義塾大学名誉教授・中部大学)
「直接性から間接性へ――表象領域の変容と転換」
17:20-18:00 全体討議・質疑応答

【講師紹介】

安西信一先生:
専門は近・現代の美学芸術学。特に十八世紀から十九世紀のイギリス美学、風景論、庭園論、さらに最近の環境美学。単に美しく快いだけに見える庭園や風景の背景に、どのような思想的・政治的・経済的背景があったのかを、近代市民社会や近代美学の成立と絡めて研究している。さらにそれが、現在の世界の「審美化」の現象や、日常生活の美学とどう関係するか。最近では、そうした観点から、たとえばJ-PopのPV(MV)にも注目している。
主著『風形式庭園の美学』(東大出版会、2000)、『Genderand Landscape』(共著:Routledge、2005)、『芸術環境を育てるために』(共著:角川学芸出版、2010)など。
なお、ジャズ・フルート奏者としても、都内各所でプロとして活動中(音楽関係中心のブログ:http://ameblo.jp/laboriosus/ )。
佐藤淳二先生:
フランス語圏の思想と文学(特に18世紀以降の近代と自己意識の諸問題)を研究。ルソーとディドロを中心に論じてきましたが、これを文化論に拡張すべく、文学理論やイマージュ理論(非認知理論)と取り組んでいます。アルチュセール周辺の映像理論の研究から、演劇的思想と映画的思想の差異を論じることを目下のテーマにしています。
訳書に中川久定・ヨヘンシュローバハ編『18世紀における他者のイメージ』(共訳)、河合文化教育研究所(2004年)、ルイ・アルチュセール『愛と文体フランカへの手紙』全6巻(共訳)、藤原書店(2004年)、共著書に『啓蒙の運命』、京都大学出版会(2011年)
鷲見洋一先生:
慶応義塾大学アートセンター所長を経て、現在は日本アート・ドキュメンテーション学会長。著書に『『百科全書』と世界図絵』(岩波書店、2009)など。「近代の水源=「啓蒙」の忘れられたダイナミックスを再生する。メディアの革命とコスモスの崩壊に面した転換期。世界像を更新しようとする人間性の不思議を追い、テクストと図像と映像のコラボレーションで描く、失われた「啓蒙」の物語。」(同著から)

2011年3月14日

Dr. van Laak氏との共同研究中止のご報告とお詫び

2011/3/14 桑原 聡

この度はドイツ・ビーレフェルト大学私講師Dr. Lothar van Laak氏との共同研究につきまして多大のご協力を賜り心よりお礼申し上げます。

今回の東日本大震災は、しかしながら、日本が初めてのvan Laak氏及び私が受け入れ教員をしております、ビーレフェルト大学大学院生二名を震撼させました。新潟でもあった地震、それにドイツ人にとってはチェルノブイリ原発事故を連想せざるをえない福島原発の事故とその展開は彼らに耐え難い恐怖とストレスを与えました。そこで、一昨日から始めました、ドイツ学術交流会東京事務所との協議の上、なるべく早く日本を離れるということとなりました。van Laak氏は一昨日夜遅くの便に乗ることができ、また、二人の学生は昨日夜の便で帰国の途につきました。ドイツ学術交流会東京事務所は日本に滞在中のドイツ人留学生、研究者すべてに、日本を離れる許可を与えたとのことです。

このような事情に鑑みまして今回の一連の催し物はひとまず中止せざるを得なくなりました。皆さまには多大のご協力をいただきながらこのような事態とあいなりましたことを深くお詫びいたします。次回を期したいと思います。厚かましいお願いですが、その節はまたご協力を賜ることができましたら幸甚に存じます。

また、ビーレフェルト大学の社会学者であるProf. Dr. Ingrid Gilcher-Holtey教授は3月中旬に行われる、日本独文学会およびドイツ学術交流会東京事務所との共催の「蓼科ゼミナール」に講師として参加される予定でしたが、来日を取りやめるという連絡が参りました。

従いまして、上記の「蓼科ゼミナール」の後に行われる講演旅行の一環として3月28日に予定しておりましたGilcher-Hotey教授の講演会も取りやめとせざるを得なくなりました。

なお、3月30日の「アタナシウス・キルヒァー」シンポジウムは予定通り開催いたします。

皆さまのご厚情に深く感謝申し上げますとともに、皆さまに目下の事情をご説明しお詫び申し上げる次第です。

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