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国際シンポジウム「〈声〉の制度 ―継承・障害・侵犯―」開催のお知らせ

人文学部研究プロジェクト「〈声〉とテクスト論」主催の国際シンポジウム「〈声〉の制度 ―継承・障害・侵犯―」を、下記の要領で開催致します。ふるってご参加下さいませ。

リーフレット

国際シンポジウム
 「〈声〉の制度 ―継承・障害・侵犯―」


声ではなく、声の制度について語ること――起源の声の喪失を嘆き、声と存在の幸福な一致を夢みるのではなく、声が他のなにものかによって代補され、処理を施され、アーカイヴに保存される行程をたどること――それが本シンポジウムの目的である。声が継承されるためには声はまずそれにふさわしく作り上げられていなければならず、声の障害は声の欲望の条件となる。漢詩文から、現代サブカルチャーにおける「声もどき」にいたるまで、声を馴致しようとする非人称の諸制度と、それを侵犯しようとする主体の欲望をあきらかにする。
日時 : 2011年9月16日(金) 受付12時30分 開会13時―18時
会場 : 新潟大学総合教育研究棟D棟1階 大会議室
主催 : 人文学部研究プロジェクト「〈声〉とテクスト論」(代表 高木 裕)
科学研究費補助金基盤研究B「声とモデルニテに関する比較総合的研究」

■ 第1セッション(13時-14時30分) ■
【司会】高木 裕 (新潟大学人文学部教授)
 
《基調講演》
 マルティーヌ・マチュー=ジョブ Martine Mathieu-Job
 (ボルドー第3大学教授、研究プロジェクト TELEM (Textes, littératures: écritures et modèles) 代表)
講演題:Sous l'unicité de la langue, la diversité des voix francophones
(言語の単一性のもとにおける、フランス語圏の声の多様性)
使用言語…フランス語(通訳:逸見 龍生)
( 休 憩 )
■ 第2セッション(15時―18時) ■
【司会】番場 俊 (新潟大学人文学部准教授)
 
《研究発表》  ※講演題後の()は使用言語をあらわす
 ● 佐々木 充 (新潟大学人文学部教授):
Establishment of Voice and Departure from It: The Cases of Confucianists in 17th -18th century Japan(英語)
「〈声〉の制度とその逸脱―初期江戸儒学の場合―」
 
 ● 逸見 龍生 (新潟大学人文学部准教授):
《Discours et autorité : stratégie textuel dans l'Encyclopédie de Diderot》(フランス語)
「言説と権威―『百科全書』における言語戦略」
 
 ● 中里 まき子 (岩手大学人文社会科学部准教授):
「裁かれるジャンヌ・ダルク:20世紀文学における 〈声〉の問題」(日本語)
Jeanne d'Arc devant ses juges :la question de ses Voix dans la littérature du 20e siècle
 
 ● 石田 美紀 (新潟大学人文学部准教授):
「〈声〉と〈声もどき〉― 複製技術時代の主体」(日本語)
“Voice” and “Vocaloid” : theSubjects in the Age of Mechanical Reproduction

[問い合わせ先] 新潟大学人文学部ヨーロッパ文化講座 高木 裕
TEL&FAX...025-262-6467 メールアドレス...takagi[atmark]human.niigata-u.ac.jp

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2011年7月26日 17:00に投稿されたエントリーのページです。

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