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2011年10月 アーカイブ

2011年10月12日

シンポジウム「佐渡の民俗文化 −語り・芸能・祈り−」

新潟大学人文学部 佐渡市教育委員会 連携協定事業
シンポジウム 佐渡の民俗文化
 −語り・芸能・祈り−

平成22(2010)年は、民俗学者柳田国男が佐渡を来訪して90年目となる年でした。
 この間、柳田自身によって著された『北小浦民俗誌』に触発されて、佐渡の民俗を対象とした興味深い研究が世に示され、佐渡は民俗の宝庫として大きな注目を集めるようになりました。
 新潟大学人文学部では、教育・研究・地域貢献を通して地域との連携を深めるために学部附置の「越佐・新潟学推進センター」を立ち上げるとともに、平成22年3月には佐渡市教育委員会との間で連携協定を締結しました。
 ここに連携協定事業の一環として、佐渡の民俗に関するシンポジウム等を開催し、現代に息づく佐渡の民俗文化について考えます。

  • 日時:2011年11月3日(祝日・文化の日)
       午前10時〜午後4時30分
  • 会場:金井能楽堂(佐渡市中興甲371)
       問い合わせ先…両津郷土博物館(TEL 0259-23-2100)
  • 入場:無料 定員100名
  • 問い合わせ先:
       新潟大学人文学部 池田研究室(TEL 025-262-6385)
       両津郷土博物館(TEL 0259-23-2100)

■ プログラム ■

▼午前の部(10時〜) 佐渡民俗芸能公演−現代に息づく民俗芸能−

 実演
・男春駒 佐渡国 草の会
・女春駒 畑野春駒愛好会
・のろま人形 広栄座(新穂瓜生屋)
・文弥人形 佐渡市立真野中学校文弥人形クラブ
・昔話 赤泊民話の会、テープ出演 岩井キサさん(昭和29年録音、当時83歳)

▼午後の部(13時〜) シンポジウム+討論

 ○基調講演
福田アジオ(国立歴史民俗博物館名誉教授)「民俗と地域— 民俗から何がわかるのか— 」
常光  徹(国立歴史民俗博物館教授)「語りの魅力— 佐渡の昔話— 」
神田より子(敬和学園大学教授)「信仰と芸能」
 ○討論
福田アジオ、常光 徹、神田より子
荻 美津夫(新潟大学人文学部教授)、池田 哲夫(新潟大学人文学部教授)
司会:飯島 康夫(新潟大学人文学部准教授)、小野 博史(新潟大学人文学部特任助教)

■ 講師紹介 ■

 福田アジオ
写真:福田1941年、三重県生まれ。国立歴史民俗博物館名誉教授。元新潟大学教授。柳田国男研究の第一人者としても知られる。〔主要著書〕『日本の民俗学—[野]の学問の200年— 』(吉川弘文館、2009)、『歴史探索の手法— 岩船地蔵を追って』(筑摩書房、2006年)『寺・墓・先祖の民俗学』(大河書房、2004)
 常光 徹
写真:常光 1948年、高知県生まれ。国立歴史民俗博物館教授。民俗学の専門書以外に、『学校の怪談』シリーズなどのジュニア向けの本の著者としても知られる。〔主要著書〕『しぐさの民俗学— 呪術的世界と心性— 』(ミネルヴァ書房、2006)、『口頭伝承— トナエ・ウタ・コトワザーの世界』(三弥井書店、2003)『学校の怪談— 口承文芸の研究Ⅰ — 』(角川書店、2002)
 神田より子
写真:神田 1947年、埼玉県生まれ。敬和学園大学教授。女性と宗教、芸能と宗教などを研究テーマとしている。「神子(みこ)」の研究の第一人者。〔主要著書〕『神事と芸能— 民俗小事典』(俵木悟と共編、吉川弘文館、2010)、『神子と修験の宗教民俗学的研究』(岩田書院、2001)、『神子の家の女たち』(東京堂出版、1992)

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