ジブリ美術館研修旅行
7月12日、「基礎ゼミ」の学生7人と大学院(現社研前期課程)の学生2人(日本人のH君とアルバニア人のAさん)が参加して、三鷹のジブリ美術館に行ってきました。大学院生のH君は今回が2回目なので案内役。彼はジブリ美術館と周辺の空間や三鷹市との関係について大学院の授業でも発表。2年生のA.K.さんが、事前の下調べやら団体旅行の手続き、東京でのコンパ会場の予約などに奔走。(ご苦労様でした。)8時50分のMAXときで東京駅へ行き、続いて中央線で三鷹まで。(JRの団体旅行というのは、乗る列車などが細かに規定されているなど、結構面倒な手続きが必要だというのを今回知りました。)三鷹から歩いて玉川上水沿いの「風の散歩道」と名づけられている気持ちのいい木陰の道を約20分歩いて行くと、ジブリ術館に到着。途中で同じところに行くらしい西洋人や中国人の親子などの外国人も見かけました。ジブリが世界的になっていることの一端ですね。トトロがいるニセの切符売り場で記念撮影。(2年生のH君はあとのコンパで、どうしてみんなすぐに写真を取りたがるんだ?と写真論的疑問を呈していました。)入り口で、アニメの3コマ分を組み込まれた入場券をもらい(私のは下から見あげた木の枝が写っているだけで、何の場面かよく分からず。皆さんの判別を乞う)、美術館の中へ。ここからは自由行動なので、私と終始一緒にいた大学院生2名と、なぜか時々会うH君を除いては、他の皆さんがどこへ行ったのか、まったく分からず。12時から6時まで6時間ここにいたのですが、不思議でしたね。ジブリ的なぞかもしれない。最初に入ったアニメの原理を見せる部屋で、2年のH君は不思議だを連発し、これが他の諸君とはぐれてしまうきっかけでしたね。「土星座」でやっていた「水ぐもモンモン」は、水のアニメ的表現という点で、いま公開中の『ポニョ』と通ずる点が多いに違いないなどと、院生のH君が日ごろのアニメについての薀蓄をかたむけてましたが、その通りのようですね。屋上にある『ラピュタ』のロボットのところで記念写真を撮ろうとしていたら、突然雷雲が発生し、落雷の危険があるということで、また中に退去するということになりました。ちょっとジブリ映画的だったかな。猫バスのぬいぐるみのコーナーでは、2年生のH君が自分も入って遊びたいと係員に必死で頼んだのですが、子供以外はだめだと断られ、心はまだ子供だという抗議も受け入れられなかったようで、残念がっていました。
それやこれやで、なんと6時間にわたる見学もあっという間に終わり(小生は途中からカフェで「風の谷のビール」を賞味するほうに切り替えてましたが)、それから東池袋の居酒屋でのコンパに移行。11時35分の夜行バスに乗り、新潟駅に朝の6時ころ到着、無事解散となりました。
「基礎ゼミ」の授業アンケートに、「ジブリ美術館に行けてよかった」と書いた人が何人もいましたので、けっこう皆さん楽しかったんでしょうね、きっと。私は、カフェで食べた丹後黒豆のアイスクリームと「風の谷のビール」(ピルスナービールのちょっと独特な軽い風味)が気に入りましたね。最初の予定では、どこかに一泊して、みんなでジブリアニメについて大いに語り合う予定だったんですが、予算の関係や、映写機がないとかでそれをはしょったのが私としてはちょっと心残りのジブリ美術館研修旅行でした。おしまい。