専門は社会学理論と地域研究です。理論の方は、マックス・ヴェーバーを読みながら、支配や権力の問題、秩序やコミュニケーションを成り立たせるメカニズムといったことを考えています。地域研究では、新潟の農村の社会関係や生産組織、中越地震・中越沖地震の被災者・被災コミュニティの調査をしています。
略 歴
- 1961年 新潟県生まれ
- 1984年 東北大学文学部卒業
- 1991年 東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
- 1991年 新潟大学教養部専任講師.人文学部助教授を経て
- 2006年 新潟大学人文学部教授.博士(文学)
主要業績
【著書】
- 2008,『防災の社会学―防災コミュニティの社会設計に向けて』(共著)東信堂.
- 2008,『中越地震の記憶―人の絆と復興への道』高志書院.
- 2007,『ヴェーバー社会理論のダイナミクス―「諒解」概念による『経済と社会』の再検討』未來社.
- 2006,『これからの非常食・災害食に求められるもの―災害からの教訓に学ぶ』(共著)光琳.
- 2005,『デモクラシー・リフレクション―巻町住民投票の社会学』(共著)リベルタ出版.
- 1997,『現代社会学とマルクス』(共著)アカデミア出版会.
- 1995,『行為と時代認識の社会学』(共著)創風社.
【学位論文】
- 2006,「ヴェーバー『経済と社会』(旧稿)の研究―諒解・意味・重層性」博士学位論文,東北大学.
- 1986,「M・ウェーバー政治社会学の基礎視角―正当性根拠論と功利主義批判」修士学位論文,東北大学.
【論文】
- 2008,「「暮らし」の社会空間」栗原隆編『形と空間のなかの私』東北大学出版会,121-140.
- 2005,「〈働くこと〉と〈育むこと〉」栗原隆・濱口哲編『大学における共通知のありか』東北大学出版会,245-257.
- 2005,「「私」と「社会」のあいだをつなぐ―ひとつのささやかな授業論」『大学教育研究年報』10: 35-40.
- 2004,「ゲマインシャフトの重層性と「諒解」―M.ヴェーバーの『経済と社会』草稿から」『社会学評論』55(2): 115-128.
- 2004,「「理解」の方法と宗教社会学―M・ヴェーバー『経済と社会』草稿の研究」『社会学研究』75: 113-134.
- 2004,「社会学への窓―関係のなかの「私」」『人文学の光景』新潟大学高大接続教材作成プロジェクト,127-142.
- 2003,「「家族」の相対化と再構築」栗原隆編『知の地平』東北大学出版会,97-114.
- 2002,「諒解と秩序形成―ヴェーバー『経済と社会』草稿から」『社会学年報』31: 27-44.
- 2002,「就農意識の変遷と農業後継者ネットワーク―新潟県柿崎町「いぶきの会」の事例」『社会学研究』71: 59-81.
- 2001,「ヴェーバーにおける「意味」と「諒解」―「理解社会学のカテゴリー」の問題構制」『社会学史研究』23: 73-83.
【調査報告書】
- *2008,『農家の存続戦略と資源―「イエ」と「ムラ」の再構築』平成16-19年度科学研究費補助金・基盤研究(C)研究成果報告書.
- 2008,『新潟県中越沖地震 体験は活かされたか―「中越沖地震後の生活についてのアンケート」調査報告書』新潟県消費者協会・新潟大学人文学部松井研究室.
- *2007,『「復興」の現状と課題―三年後の中越地震被災地・小千谷から』新潟県小千谷市消費者協会・新潟大学人文学部松井研究室.
- *2007,『新潟県中越地震 被災者の今とこれから―2006年度社会調査実習報告書』(編著)新潟大学人文学部社会学研究室.
- 2005,『新潟県中越地震 被災地の声―「中越地震後の生活についてのアンケート」調査報告書・手記』(共著)新潟県消費者協会・新潟大学人文学部松井研究室.
- 2002,『農家後継と農村社会の「家」の変容』平成11-13年度科学研究費補助金・基盤研究(C)研究成果報告書.
- 2002,『地方における新しい社会関係の形成の文法の解明に向けて』(共著)平成10-12年度科学研究費補助金・基盤研究(B)研究成果報告書.
コメント (1)
私も自分の教員紹介を書いてみました。「追記(more)」=「続きを読む」のところに、論文や著書の紹介も書いてみてください。
私の記事では、罫線を引いたり、箇条書きにしたりするためのHTMLを使っています。もし必要でしたらお問い合わせください。
投稿者: 三谷武司 | 2008年2月21日 19:38
日時: 2008年2月21日 19:38