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吉原直樹編『防災の社会学』

防災コミュニティをテーマとした共著が刊行されました。「シリーズ・防災を考える」の第1巻です。出版社による説明はこんな感じです。「社会学の視角から防災を「まちづくり」と捉え、行政によるタテのリスク管理を、地域市民によるヨコのリスク管理と組み合わせ、どうセーフティネットを構築していくか、防災にかかわる諸主体やセクターの現状から解明する」。
私の担当章では、中越地震・中越沖地震の対象地でおこなった調査をふまえ、コミュニティ・町内会に焦点をあてて論述しました。とくに、結果的に災害に強かったコミュニティにはどのような特徴があるのか、という点が中心です。よろしく、よろしく。

吉原直樹編『防災の社会学―防災コミュニティの社会設計に向けて』東信堂(2008年12月刊)、3,200円

第1章 防災の思想(似田貝香門)
第2章 防災をめぐるローカル・ノレッジ(後藤一蔵)
第3章 防災コミュニティと町内会(松井克浩)
第4章 災害ボランティアと支えあいのしくみづくり(西山志保)
第5章 被災者の生活再建の社会過程(今野裕昭)
第6章 災害弱者の支援と自立(永井彰)
第7章 防災ガバナンスの可能性と課題(吉原直樹)
第8章 防災と防犯の間(菱山宏輔・吉原直樹)
補論 〈災害の社会学〉関連文献解題(板倉有紀)

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