公開シンポジウム 教養の崩壊・学問の下流化

日程:2010年2月18日(木)     会場:総合教育研究棟G415
問題提起
14:00~14:30
濱口 哲(副学長)         
教育改革の成否と教養の行方
14:35~15:05
井山 弘幸(人文学部教授)
人文学を下流化させないために
講演
15:10~16:40
竹内 洋(関西大学教授)
  教養の崩壊と学問の下流化

討議                 質疑応答
16:50~17:20         17:30~18:00
司会:松井 克浩(人文学部学務委員会委員長)

『教養主義の没落』(中公新書、2003年)、『学問の下流化』(中央公論新社、2008年)の著者として、大学関係者に広く問題提起をなさったことで夙に知られる関西大学教授の竹内洋先生をお招きして、いまどきの学生に対する教育において、本当に求められるべき内容は何かについて教示を得るべく、人文学部附置地域文化連携センターでは講演会を開催することになりました。大学側の教育改善の努力にもまして、学生の、「地殻変動」にも比すべき、知的レベルの崩壊を前に、手立てを見失っている教師は、小生だけではないと思います。新潟大学で教育改善を図る責任者の濱口副学長と、人文学部の井山先生から提題を頂いた後、竹内先生からご講演を賜ることを通して、幼少時にはゲームに忙殺されて本を読む習慣はなく、受験テクニックだけは身につけたものの、携帯サイトの情報に依存している「いまどき」の学生の、ホワイトアウトした知性に対して、どのような教育の方途が残されているか、私たちは何をするべきなのか、真摯に考える場になればと願っています。

実施責任者  新潟大学人文学部附置地域文化連携センター:栗原 隆(kurihara@human.niigata-u.ac.jp)