逸見龍生(へんみたつお)
専攻:フランス文学・フランス思想(ディドロ)
近現代フランス思想史(十八世紀フランス啓蒙主義)
総合文化論(記号論、表象思想論、文化史)
皆さんにひと言:何でもよい、心から好きなものを見つけて、それを若いあいだに掘り下げて。
好きなこと、もの、趣味:海外を旅行すること(仕事を離れてはほとんど難しいけれど)。チュニジアに友達ができたので、いつか北アフリカのその国に行ってみたい。
おすすめの一冊:ランボー『地獄の季節』。20歳になるまえに読んでください。
専攻:フランス文学・フランス思想(ディドロ)
近現代フランス思想史(十八世紀フランス啓蒙主義)
総合文化論(記号論、表象思想論、文化史)
皆さんにひと言:何でもよい、心から好きなものを見つけて、それを若いあいだに掘り下げて。
好きなこと、もの、趣味:海外を旅行すること(仕事を離れてはほとんど難しいけれど)。チュニジアに友達ができたので、いつか北アフリカのその国に行ってみたい。
おすすめの一冊:ランボー『地獄の季節』。20歳になるまえに読んでください。
専攻:ドイツ語、大衆文化論
皆さんにjひと言:打ち込めることを見つけよう。
好きなこと、もの、趣味:あまり行けてませんが釣り、料理
おすすめの一冊:吉本隆明『真贋』、あさのあつこ『バッテリー』全5 角川文庫
三浦 淳(みうら あつし)
・専攻
ドイツ文学。特にハインリヒ・マンとトーマス・マンのマン兄弟が専門です。授業では、グリム童話、近現代思想、知識人論、差別語問題、クラシック音楽評論、貴族社会と格差社会、捕鯨問題など色々なことをやっています。
・みなさんへ一言
自分の専攻を一所懸命勉強すべきであることは言うまでもありませんが、専門以外に何か「これ」という自分ならではの何かを在学中に作っておくといいと思います。たとえば専門はメディア論だけど、それ以外に全国の美術館めぐりをやってみる、とか。
なお、私は自分のHPを持っていますので、興味のある方はのぞいてみて下さい。
http://miura.k-server.org/Default.htm
・おすすめの作品
小説なら、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』。最近、光文社の古典新訳文庫から新しい訳も出たようですし、この際、世界文学の最高峰に挑みましょう。映画なら、古典的なところで『麗しのサブリナ』(ヘプバーン主演の古い方。リメイク版はダメ)、新しいところで『誰も知らない』(是枝裕和監督作品)なんかどうですか。
・専攻:シェイクスピア、宮崎アニメ、ユング心理学、都市表象論ほか。
シェイクスピアはヨーロッパを代表する劇作家ですが、日本でも盛んに上演されていますね。『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』『リチャード三世』などはおなじみでしょう。今授業でやっているのは、シェイクスピアの魅力が本当は何なのか、映画化されたもの(アルメレイダ監督『ハムレット2000』)を詳しく分析しながら考えるということです。
・皆さんに一言。
普通なら学問の対象として考えられていないものでも(ブランド物、ロック、ゲーム、自販機、オタクなどなど)何でも自分の好きなものを取り上げて、それを掘り下げて考えることができるのが、「文化コミュニケーションコース」のいいところです。お勉強の枠を超えて、本当にものを考えていきましょう。
・おすすめの作品
映画:ゼフィレッリ監督『ロミオとジュリエット』、ロレンス・オリヴィエ監督主演『ハムレット』
MD-81の翼 新潟へ向けて
猪俣 賢司 (いのまた けんじ)
・専攻
比較詩学,比較文化
ルネサンス詩学と王朝歌学の比較研究や,近世の東西文化交流史がもともとの専門ですが,近年は,映像詩学として,特撮怪獣映画や国策戦記映画を見ています。
・みなさんへ一言
「楽しいことが学問なのだ」と,学生時代に教えられました。冒険心を大いに奮い立たせ,大空へ羽ばたいて下さい。
頭で「考える」のではなく,眼で「見て」,肌で「感じる」ことが大切ですね。感覚を大いに蘇生させて,映像を見てみては。
・おすすめの作品
やはり何と言っても,『ゴジラ』(1954年,東宝)と『モスラ』(1961年,東宝)が,映像の「古今集」だ。
齋藤 陽一(さいとう よういち)
・専攻
ロシア文学・演劇。一番狭い研究領域は、ツルゲーネフとチェーホフというロシアの作家です。そこから派生して、ロシアの文学、そして、日本を中心とする演劇一般の研究をしています。あっ、チェーホフというのはロシアの劇作家(かつ、小説家、それに医師)です。
・みなさんへ一言
「(大学では)面倒くさくなってきたらほどほどにさぼってよい」と書いている先生がいますが、さぼってからまた浮かびあがることができるのは、強い人だけです。「さぼってよい」と思った瞬間に私の堕落が始まり、以来、○○年、堕ち続けてきました。そろそろ復活したいな。
・おすすめの作品
例えば、三谷幸喜のお芝居は非常に面白いです。しかし、時に、面白いだけと感じることがあるかもしれません。井上ひさしのお芝居は非常に面白いです。しかし、時に、政治的な考え方を押しつけているかなと感じることがあるかもしれません。聴いたことないと思いますが、永井愛のお芝居は非常に面白いです。しかし、時に「フェミはいってるな」と感じることがあるかもしれません。そう、「すすめられたけど、面白くなかった」と言われないために、予防線を張りながらすすめてみました。
番場 俊(ばんば さとし)
・専攻
ロシア文学・表象文化論。小説を中心とする言語表現と、絵画や写真などの映像表現について研究しています。身体、メディア、欲望といったあたりがキーワードです。
・みなさんへ一言
大学は良い意味でも悪い意味でも「好い加減」なところです。面倒くさくなってきたらほどほどにさぼってよいし、逆に、勉強したくなったらいくらでも勉強することができます。
・おすすめの作品
自信をもってひとに薦められるものは何かといわれると躊躇してしまいますが、いずれにせよ、どんなジャンルのものであれ、みなさんにはぜひ「偉大な作品」に出会ってほしいと思いますし、自分自身もそう願っています。また、何でもいいですが、大学生のうちに一冊は、はじめからおわりまで外国語で書かれた本を買って、チャレンジしてみてください。
石田 美紀 (いしだ みのり)
・専攻
映像文化論
映画を中心に映像文化を研究しています。
これまでは、イタリアのファシスト政権下に製作された娯楽喜劇映画を中心に研究してきました。
現在は、Jホラー、90年代以降のハリウッド映画に関心をもち、技術と表象の、経済と娯楽の関係を考えています。
・みなさんへ一言
自分のアンテナにひっかかったものは、些細なものでも大事にしてください。
思いもよらないものに変貌するかもしれません。
・おすすめの作品
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン
『残存するイメージ―アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』(人文書院、2005年)
記憶と歴史は、幽霊のようにつかみ所がなくやっかいですが、だからこそ魅力的です。
視覚文化、映像文化を考えるためのヒントがたくさんつまっています。
ロバート・アルトマン『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(2006年)
涙なしには観られません。