- 武田邦彦,2008,『偽善エコロジー』,幻冬舎新書
後期の総合演習始まりました。出席者コメントを見ればわかるように、上々のすべり出しです。後期から参加の人もまったく自然に発言できていて、始まるまで大丈夫かなぁなどと、ちょっとドキドキしていたのですが、それは杞憂でした。ただ、まだ教室の広さに慣れない・・・。前期は極端に狭い部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのに対して、後期の教室はいわゆる学校の教室みたいなところで、真ん中に机をロの字型に組んでいるので、なんか落ち着かんです。まあそのうち慣れるでしょう。(ところで廊下を喋りながら歩いているやつらには(以下略))
報告は、すでに各所で指摘されている著者のうさんくささを、本書から具体例をあげながら改めて指摘し、そういう情報環境に生きるわれわれがどういう態度をもてばよいかということを、メディアリテラシーの重要性に絡めて論じてくれました。環境問題の枠組み内にとどまらず、一段メタな視点からリテラシーの議論にまで広げてくれたことで、出席者による様々な観点からの発言が可能になったわけですね。これが工夫です。また新潟市のゴミ袋有料化の効果についての資料も見せてくれて、いやこれは今後の展開を監視していかないかんですな。
司会者には、初回ということで、全員が発言できるような工夫をお願いしていたのですが、それは難なくこなしてくれましたし、なにより演習の場は司会者が仕切るんだということをしっかり示してくれました。
以下、出席者のコメント。
- こんなかんじなんだと思いました。
- 報告者もよく調べてあって、司会者も話が切れないように工夫してくれてよかったです。でも、本に書かれていることが本当なのかどうか結局分からなかったのは残念でした。
- 武田氏の極論をとても上手に批判していたと思います。次に自分が発表する際の参考にしたいです。
- 報告は大きい声でハッキリ言うのが良いと分かりました。レジュメも分かりやすく自分が作るときの参考にしたいと思います
- 皆積極的に発言していたので良かったと思います。これからもどんどん盛り上げていきましょう!メディア・リテラシーは 習うより慣れろ ですね。
- データーなどメディアで取り上げられたものを一個人が疑うことは現実的に難しいと思います。金もらいのためという先入観で疑っていけば懐疑論におちいるのが必然なのではないかと思います。
- 今回初回だったので、最初はぎくしゃくした感じでしたが、最終的に皆で議論する流れになったのでとても良かったと思います。司会・報告者共に上手でした。お疲れ様でした!
- 日本人はお上が好きじゃないんだなと思いました(それでも、お上に頼っている体質は変わらないようにも感じる・・・)
- ○マ○ョー最強です。尊敬しかしません。今回を超える議論はあるのでしょうか。自分には自信はありません。(三谷註:「○マ○ョー」は報告者の略称(?) 検閲して伏字にしました(笑))
- 確かに、メディアが正しい情報を流してくれればメディア・リテラシー能力は必要ないと思います。なので、テレビ局・新聞者同士でひはんしあえばいいのでは(ex. 毎週、批判番組をつくる→次の日、他局が批判番組をつくる・・・のように)・・・、と思いましたが、それでは互いの利益を削ることになりかねないので、やろうとしないかもしれませんね(汗)。
- 意見を言うタイミングは難しいなと思いました。次回以降はもっと発見できるようにしたいです。でもみんなは積極的に発言できていて良かったです。発表者も司会者もお疲れ様でした。
- 報告者の感想 今日のレジュメは、どうも一貫性がなくて、深い話ができませんでした。ゴミのデータは、メーリスで回しますので、ぜひ参考に。
- 司会者の感想 前期よりも緊張しました。無理矢理質問をふってしまってすみません。司会は、上手く出来ませんでしたが、今回のように議論していきます。全然遠慮する必要はないので、どんどん発言して頂けると、司会者はとてもありがたいです。報告者の方、お疲れ様でした。