来る10月4日、5日の二日間にわたって、国際シンポジウム「19世紀の再評価」が開催されます。このシンポジウムは、19世紀学研究所が、人文学部の研究プロジェクト「声とテクスト論」並びに19世紀学会と共催で開催するものです。発表者には、研究プロジェクトの佐々木充先生もお名前を連ね、「声とテクスト論」と共同研究を進めているボルドー第3大学の研究グループ「モデルニテ」から、昨年もお世話になったエリク・ブノワ先生(フランス近現代文学)と、今回初参加のドミニク・ジャラセ先生(美術史)が参加し、発表されます。研究プロジェクトのみならず、人文学部からも、ぜひ、多くの先生方の御参加をお待ちしています。なお、具体的な発表予定は以下の通りです。どうぞよろしくお願いいたします。
詳細についてはこちらをご覧ください。
- タイトル:「19世紀の再評価-19世紀の可能性-」
- 開催日:2008年10月4日(土)午後1時~・5日(日)午前10時半~
- 懇親会:10月4日(土)午後6時~ 新潟大学 松風会館 第二会議室
- 開催場所:新潟大学 松風会館二階 第一会議室
- 講演者と講演テーマ(敬称略):
(4日)- 廣田功(新潟大学)「『近代フランス料理』成立の社会文化史的意義」
- ドミニク・ジャラセ(ボルドー第三大学/フランス)「複数の19世紀、諸芸術の再評価とモデルニテの議論」
- 大角欣也(東京芸術大学)「世界認識としての芸術享受──エドゥアルト・ハンスリックの音楽美学にみる芸術と学問の仲介の試み」
- ヴォルフガング・ブラウンガルト(ビーレフェルト大学/ドイツ)「19世紀文学の遺産」
- 佐々木充(新潟大学)「「シェイクスピアはロマン派?―19 紀前半におけるシェイクスピア―」
- エリック・ブノワ(ボルドー第三大学/フランス)「フランス19世紀とモデルニテ:自己-評価、評価の失墜、再評価」
- 橋本一径(東京大学大学院博士課程単位取得退学)「足跡から指紋へ――19世紀フランスの法医学と身元確認」
- ヨアヒム・ラートカウ(ビーレフェルト大学/ドイツ)「1900年前後のドイツの生活改良運動」
- 臼井隆一郎(東京大学)「東亜という広域概念 - 明治維新との関連で」
なお、シンポジウムへの参加は自由ですが、懇親会にご参加される場合は、お手数ですが、本アドレスまでご一報下さい。
新潟大学人文学部研究プロジェクト「声とテクスト論」
代表 高木 裕