« 菅野仁『友だち幻想―人と人との〈つながり〉を考える』 | メイン | 人文総合演習A(木曜4限)@人社系棟B15: 文献一覧 »

『中越地震の記憶―人の絆と復興への道』

中越地震をテーマにした著書を刊行しました。2004年の地震発生から3年ほどの間におこなった、被災者・被災コミュニティの調査をまとめたものです。多様な地震体験の記憶を記録にとどめようとしました。どうぞよろしく。

松井克浩著『中越地震の記憶―人の絆と復興への道』(高志書院、2008年、1,800円)

目次
序 章 被災体験の記録と伝達
 本書の課題と構成
 阪神・淡路大震災とコミュニティ
第一章 被災地の声―「被災生活アンケート」より
 調査の概要と地震被害の状況
 被災者のニーズの変化と支援の実際
 情報・行政・コミュニティ
 被災体験をふまえた提言と問題点
 むすび―情報とコミュニティの重要性
第二章 被災生活とコミュニティ―小千谷市町内会調査より
 小千谷市の地震被害
 町内会が中心となった避難所運営
 避難場所の分散と町内会
 コミュニティ単位の避難生活
 むすび―人間関係という資産
第三章 被災と再生の物語―旧山古志村仮設住宅調査より
 対象地と調査の概要
 避難生活の展開
 山古志への思い
 「山の暮らし」の再生
 むすび―記憶・場所・アイデンティティ
第四章 「復興」とは何か―「小千谷市復興アンケート」より
 三年目の不安
 「復興」への課題
 むすび―「復興」への道のり
終 章 被災体験の意味
 体験の継承と課題
 コミュニティの可能性と課題

カレンダー

<< 2012年12月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Powered by
Movable Type 5.2.3