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佐藤康行

2009年4月28日

授業資料

授業で使用する資料は授業中に指示するサイトからダウンロードしてください。

ここは佐藤康行の授業資料コーナーです。

2009年4月12日

ロナルド・ドーアについて

読書した後に内容を忘れるので、同じ本をあとで再読することが多い。忘れることをこわがらずに読むことにしている。

イギリスの社会学者ロナルド・ドーアの著書はなにを読んでもとても参考になる。比較の視点を活かして分析している。『働くということ』『誰のための会社にするか』『学歴社会 新しい文明病』.『貿易摩擦の社会学 イギリスと日本』『21世紀は個人主義の時代か 西欧の系譜と日本』など。名著ぞろいです。

2009年4月 4日

先月の読書02

専門の社会学で参考になった本を紹介します。
1冊目は、鳥越皓之・家中茂・藤村美穂『景観形成と地域コミュニティ―地域資本を増やす景観政策』です。新潟でもマンション建設と景観をめぐって資本(企業)・行政・市民などがかけひきをしていますので参考になりました。また、地域資本という概念を提出している点は独創的です。
もう1冊は、藤原貞朗『オリエンタリストの憂鬱―植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』です。文献を丹念に後付け論証しているので、しっかりした力のある研究者だと思いました。

2009年4月 3日

先月の読書・お礼

先月読書した本のなかで面白かった本を紹介します。
長坂格氏から『国境を越えるフィリピン村人の民族誌ートランスナショナリズムの人類学』明石書店をいあただいた。さっそく読んでみたが、理論も調査もきちんとしているので人類学の研究の最先端に触れることができたいへん勉強になった。謝謝!

竹田青嗣『人間の未来』『<在日>という根拠』。彼の本は何を読んでも学ぶことが多い。

下條信輔『サブリミナル・マインド』『サブリミナル・インパクト』
これらの本も人間・社会を理解するうえで参考になった。ブルデューのハビトゥス論を展開させるうえでも。

2009年3月 6日

夏目漱石

昨年、夏目漱石について書かれた本をまとめて読んだ。江藤淳の『漱石とその時代』5冊、『決定版 夏目漱石』などです。先日、新聞の書評を読んだなかで注目したのは、古井由吉『漱石の漢詩を読む』です。いま読んでいるのですが、日本人が漢詩の素養を失ったことがいかに日本語の質を低下させたかを痛感します。水村美苗さんが『日本語が亡びるとき』で同じことを述べていましたね。

2009年2月28日

新聞書評

新聞の書評欄を読む。朝日、読売、毎日、日経、産経、新潟日報、そして図書新聞を毎週、読むのを楽しみにしている。書評のなかで面白そうなものはネットで情報をさらに仕入れから購入するか、図書館から借りてよむかを決める。かくして1週間は読書の日々で終わり翌週になる。そして、また翌週になる。という毎日、毎月、毎年が数年続いている。

2009年2月23日

哲学本

哲学の本も重要なのでよく読む。
なかでも竹田青嗣氏と永井均氏、木田元氏などはわかりやすいのでおすすめです。
竹田氏は『哲学ってなんだ』『現代思想の冒険』『「自分」を生きるための思想入門』など、永井氏は
『翔太と猫のインサイトの夏休み』『<こども>のための哲学』『ウィトゲンシュタイン入門』など、
木田氏は『反哲学入門』『反哲学史』などがよかった。

2009年2月14日

どくしょノート

歴史というとアナール派の研究が面白い。ブロッホやブローデル、ル・ロア=ラデュリなどをはじめ、社会史という分野を新しく切り開いた功績が大きい。精神分析学との協同という面白い試みもしている。歴史という見方は記憶の問題とも関係しているので、人びとが時間をどのようにとらえているかという問題にもつながっている。調査研究においても、仮説として時間についての見方を提示する必要がありそうだ。

2009年2月11日

またまた読書にっき

歴史のついでに歴史家のなかで好きな人をあげておこう。
亡くなった木村尚三郎さん、阿部謹也さん、山内昌之さんの本は好きなのでよく読みます。
小説家では、亡くなった吉村昭さんは好きですね。

2009年1月28日

読書つれづれ

忙しくてしばらく読書ノートをかけませんでした。ひさしぶりになるかな。
とても面白く有意義だった本をいくつか挙げます。まず歴史関係の本から。
磯田道史『殿様の通信簿』、田中圭一『百姓の江戸時代』、渡辺尚志『百姓の力』がある。
眼から鱗がたくさんありました。

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