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2010年3月 9日

シンポジウム終了。 【イベントの記録】

 昨日は国際シンポジウム「ヘーゲルにおける世界と精神」が開催されました。

 F・シュレーゲルとシェリングによる超越論的観念論がヘーゲル弁証法の解釈学へと展開した壮大な軌跡を辿り直した栗原先生の講演、初期ヘーゲルにおける「論理学と形而上学」の複雑な相互依存関係を明晰に解明した久保先生の講演に続き、ドイツはリューネブルク大からお越しいただいたクリストフ・ヤメ先生の講演は、ヘーゲル『精神現象学』第7章「芸術宗教」の叙述を再検討することで、後期の『美学講義』等では明らかではなかった、ヘーゲルによる「芸術の起源」の考察を探るものでした。

 いずれの講演に対しても独・英・日による多言語の活発な討論が行われ、あっという間の5時間でした。みなさん、お疲れさまでした。昨年に引き続き、久保先生、通訳の満井先生、そしてなにより遠方よりお越しいただいたヤメ先生、どうもありがとうございました。以下は昨日の模様です。

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