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2016年6月 3日

国際シンポジウム "Philosophie und Anthropologie um 1800"「1800年頃の哲学と人間学」が開催されました 【イベントの記録】

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去る5月21日ユトレヒト大学のパウル・ツィヒェ先生を講演者にお迎えし、「1800年頃の哲学と人間学」 "Philosophie und Anthropologie um 1800"と題した国際シンポジウムが開催されました。これは、新潟大学人文社会・教育科学系附置「間主観的感性論研究推進センター」の主催で行われたものです。最初に、本学人文学部から、阿部ふく子氏による"Humanismus in der Zeit der Aufklärung: Niethammers Philosophie und Bildungstheorie"(啓蒙時代の人文主義――ニートハンマーの哲学と教養形成論)と題した発表と、栗原隆氏による"Grundlage und Vorarbeiten zur Philosophie des Geistes von Hegel"(ヘーゲル『精神哲学』の基底と前哨)と題した発表が行なわれました。

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最後に、パウル・ツィヒェ先生の講演が"Der Mensch zwischen Natur und Kunst ― Zur systematischen Position des Menschen in der Philosophie und Anthropologie um 1800" (自然と芸術との間の人間----1800年頃の哲学と人間学における人間の体系的な位置づけ)と題して行われました。質疑応答は、ツィヒェ先生を中心に活発に行われ、今回は学部生が多く参加したこともあり、学生を交えた刺激的な討議の場となりました。

講演会後は、懇親会が行なわれました。懇親会は、ツィヒェ先生を囲んで終始和やかな雰囲気でした。最後になりましたが、はるばるオランダからお越し下さいましたパウル・ツィヒェ先生に、いま一度厚く御礼を申し上げます。 

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[新潟大学現代社会文化研究科博士後期課程・高畑 菜子]