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2018年7月10日

人間学合宿2018 【イベントの記録】

6月30日~7月1日、佐渡市にて人間学合宿を行いました。初日、大学周辺はゲリラ豪雨に見舞われたようですが、佐渡は良い天気に恵まれました。まず、佐渡金山にて明治期以降の坑道や設備を見学しました。男子学生たちは、純金延べ棒の取り出しに苦戦していましたね。続いて長谷寺にて、座禅体験や住職の法話、寺宝見学に参加しました。境内にはたくさんのウサギが放し飼いされていました。座禅中、なんと住職の懐から子ウサギが出てきました。ウサギが気になって座禅どころではなく、皆煩悩を抑えることの難しさを味わったのではないでしょうか。その後、尾畑酒造で佐渡の地酒を堪能し、妙宣寺、大膳神社を訪れました。
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宿泊先の「きらく」では、佐渡らしい豊富な海の幸やおけさ柿のシャーベットが振る舞われました。浴場から一望できる加茂湖は、夕日に照らされて綺麗でしたね。夕食後は、恒例のレクリエーションが行われ、優勝したグループには先生方からの景品が贈呈されました。その後の宴会では、各々自己紹介や人間学らしい談義に花を咲かせ、親睦を深めることができました。
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二日目も絶好の合宿日和でした。行程は、西三川ゴールドパークにて砂金採り、たらい舟体験、そして宿根木の街歩きと続きました。最後までなかなか砂金が採れず、やっと1、2個採れたという人がいる一方で、多い人では5個以上も採れたようです。宿根木では険しい岩礁から成る地形に興奮し、童心に返って海岸を散策しました。また北前船の寄港地と発展してきた迷路のような町並を巡り、ノスタルジックな想いに駆られました。深夜まで続いた宴会の所為か、帰りのバスやフェリーの中では、皆ぐったりして疲れ切っていました。
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今回佐渡を合宿先に選んだのは、異例の試みだったようです。ですが、佐渡やフェリーは初めてという学生が多く、また豊富な体験ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。来年度以降も、こうして人間学一同の親睦が深められることを祈っております。

 

新潟大学人文学部人文学科 心理・人間学主専攻プログラム(人間学分野)4年 住吉竜一]