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2019年9月13日

「運」とともに/「運」に抗して──古田徹也著『不道徳的倫理学講義』を読む 【NiiPhiS】

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第35回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)

「運」とともに/「運」に抗して
古田徹也著『不道徳的倫理学講義』を読む

 


古田徹也(東京大学)
宮﨑裕助(新潟大学)
渡邉京一郎(東京大学)

 


日時 2019年9月13日(金)16:30〜18:30 
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟D棟1階大会議室

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テストでヤマを張っていた箇所が「運良く」当たった。信号待ちで次の電車を「運悪く」逃してしまった。人生で起こるこうした出来事が示すように、私たちはときに「運」というものに振り回される。この「運」という要素は、「道徳」(すなわち、「こうすべきである」という「規範」)を扱う倫理学とは、相性が悪いように思われる。だが、「運」が私たちの人生に大きな影響を及ぼすのもまた事実である。「運」と「道徳」は両立するのだろうか。あるいはこう問えるかもしれない。「運の要素を受け入れて取り込む倫理学──言うなれば、不道徳的倫理学──とはどのようなものでありうるのか」──。

第35回新潟哲学思想セミナーは、以前本学で教鞭をとられていた古田徹也氏をお迎えします。今回のセミナーは、今年5月に出版された氏の著書である『不道徳的倫理学講義──人生にとって運とは何か』の合評会となっています。著書の紹介とコメントを本学人文学部を卒業後、東京大学大学院に進学した渡邉京一郎氏にお願いし、もうひとりのコメンテーターとして、本学人文学部准教授の宮﨑裕助氏に登壇していただく予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。

 

◎ プロフィール

古田徹也(ふるた・てつや)1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学人文社会系研究科准教授。専門は哲学・倫理学。著書に『不道徳的倫理学講義──人生にとって運とは何か』(ちくま新書、2019年)、『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』(角川選書、2019年)、『それは私がしたことなのか──行為の哲学入門』(新曜社、2013年)他。

宮﨑裕助(みやざき・ゆうすけ)1974年生まれ。新潟大学人文学部准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は哲学・現代思想。著書に『判断と崇高──カント美学のポリティクス』(知泉書館、2009年)、『ドゥルーズの21世紀』(共著、河出書房新社、2019年)他。

渡邉京一郎(わたなべ・きょういちろう)1995年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程学生。論文に「退屈、技術、故郷──なぜ退屈が根本気分として選ばれたのか」(日本哲学会 web 論集『哲学の門──大学院生研究論集』第1号)。

 

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは 
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費、予約等は不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー
共催:新潟大学間主観研究推進センター
お問い合せは宮﨑まで
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→ポスターはこちら