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2022年10月14日

「よそ者」に対する倫理学:現象学的倫理学の試み 【NiiPhiS】

第42回新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)

 

講演:「よそ者」に対する倫理学----現象学的倫理学の試み

講師:小手川正二郎(國學院大学准教授) 

日時:2022年10月26日(水)15:30-17:30

場所:新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟B棟5階プレゼンルーム

対面・参加無料・申込不要

                                                                                

難民や移民といった「よそ者」とされる人々に対して、私たちはいかなる責任を負っているのか。とりわけ自身もある意味で「よそ者」であり続けたエマニュエル・レヴィナスの哲学を手掛かりに、現象学的倫理学という観点から、規範倫理学の枠組みを問い直しつつ倫理的思考の可能性について考えてみたい。

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講師プロフィール

小手川正二郎(國學院大学准教授)。1983年生まれ。國學院大学文学部哲学科准教授。慶應義塾大学大学院博士課程修了、博士(哲学)。専門は、現象学・フランス哲学(とりわけレヴィナス)。現象学の観点から、性差・人種・家族・難民などの問題に取り組む。著書に『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー、2020年)、『甦るレヴィナス----『全体性と無限』読解』(水声社、2015年)、共著に『フェミニスト現象学入門』(ナカニシヤ出版、2020年)など。

 

新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

問い合わせ先:岡嶋隆佑(ポスター内のアドレスへメールでお問い合わせください)