にいがた地域映像文化遺産 展覧・上映イベント
新潟の地には、押入れや蔵の中に大切に仕舞われている古い資料、とりわけ写真やフィルムが多く生き残っています。新潟大学は、このような地域の映像文化遺産の調査・発掘、保全・保管と閲覧を目的とした仕組みやルールづくりの拠点、すなわち「地域映像アーカイブ」の拠点を目指しています。
このたび、新潟の皆様にこうした地域の映像文化遺産の価値を知っていただき、ご協力を呼びかけることを目的として、地域映像文化遺産から見えてくるかつての地域生活と文化の魅力、「地域映像アーカイブ」の構築に向けた専門家や地域の写真館による様々な取組みをご紹介いたします。また、新潟大学が調査を行い、今回特別に公開を許された秘蔵の地域映像を展覧・上映いたします。
| 報告 | 金子 隆一 (東京都写真美術館)、石井 仁志 (写真研究家)、平賀 壮太 (前熊本大学教授)
| 司会 | 石田 美紀 (新潟大学)
新潟県六日町を舞台とした地域映像文化の製作者たち、今成 無事平・新吾 (明治初年)、高橋 捨松 (明治末から大正期)、そして平賀 洗一 (昭和十年代)、彼らの映像文化遺産の魅力をご紹介します。
| 報告とディスカッション | 北村 順生 (新潟大学)、吉原 悠博 (吉原写真館六代目)、岡田 一男 (下中ECアーカイヴズ)、とちぎ あきら (東京国立近代美術館フィルムセンター)
| 司会 | 原田 健一 (新潟大学)
専門家や地域の写真館による地域映像アーカイブ構築のさまざまな取組みをご紹介し、地域映像文化遺産の継承による「ひとづくり」と「まちづくり」や地方からの情報発信の可能性を議論します。
| 主催 | 新潟大学人文学部、新潟大学人文社会・教育科学系研究プロジェクト「地域文化に関するコミュナルな映像アーカイブ情報の構築と情報発信」 | 共催 | 新潟大学附属図書館、新潟大学社会連携研究センター、新潟大学国際学術サポートオフィス | 後援 | 新潟県、新潟市、南魚沼市,、新潟日報社、新・にいがた市紀行、にいがた国際映画祭