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2011年6月24日

メディアの消滅──マクルーハンからポストメディアへ 【お知らせ】

images.jpeg 第9回 新潟哲学思想セミナー [NiiPhiS]

メディアの消滅
──マクルーハンからポストメディアへ


講師 門林岳史(関西大学准教授)
コメンテーター 石田美紀(新潟大学准教授)

日時 2011年6月24日(金) 18:10~19:40
場所 新潟大学五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟 地域国際交流促進室(D-301)

74037.jpg  新聞、ラジオ、テレビから、パソコン、携帯電話等のさまざまなモバイル端末にいたるまで、私たち現代人の生活のあらゆる場に浸透しているメディア。ほぼ半世紀前に人口に膾炙しはじめたメディアの概念をめぐってはしかし、80年代以降、マクルーハンの遺産を受け継いだメディア理論家(ボードリヤール、ヴィリリオ、キットラー)がそれぞれに「メディアの消滅」を宣言してきた。それはメディア概念の失効を意味するのみならず、メディア以降のメディア、新たなポストメディア状況の到来を予感させるものであった。今日いったいメディアはどこからどこへ向かおうとしているのだろうか。新たなメディアの条件とは?──

 第9回の新潟哲学思想セミナーは講師に門林岳史さんをお迎えします。門林さんは、一昨年上梓された『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?──感性論的メディア論』(NTT出版)によって注目を集めている気鋭のメディア論研究者であり、マクルーハン研究を中心としたメディア思想のほか、映画、写真、現代美術といった多方面で活躍されています。今回のセミナーでは門林さんに、大きく変容しつつあるメディア論の現在についてお話いただき、さらに、コメンテーターの石田美紀さんとともに、メディア論の最前線をめぐって討議します。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。

◎ 講師プロフィール
門林岳史(かどばやし・たけし) 1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。関西大学文学部総合人文学科映像文化専修准教授。専門は、メディア論・表象文化論。著書に『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?──感性論的メディア論』(NTT出版、2009年)、『マクルーハン──生誕100年、メディア(論)の可能性を問う』(共著、河出書房新社、2011年)など。
石田美紀(いしだ・みのり) 1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。新潟大学人文学部准教授。専門は、映像文化論。著書に『密やかな教育──〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(洛北出版、2008年)など。

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
一昨年、新潟大学を中心に立ちあがった新しい公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。予約等はいっさい必要ありません。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=宮﨑裕助・城戸 淳)
共催:新潟大学人文学部(研究プロジェクト支援経費)、同哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで