« 卒業論文研究計画書の提出について | メイン | 第18回新潟哲学思想セミナーが開催されました »

2015年1月23日

文化現象としての思弁的実在論(序説) 【お知らせ】

ugokisugitehaikenai.jpg 第18回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)

文化現象としての思弁的実在論(序説)

講師 千葉雅也(立命館大学准教授)

日時 2015年1月23日(金) 18:15~19:45
場所 新潟大学五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟 D-301(旧地域国際交流促進室)

 ドゥルーズやデリダらのいわゆる「ポスト構造主義」以後、2000年代後半からのヨーロッパ大陸哲学のムーブメントとして「思弁的実在論(Speculative Realism)」という思想的潮流が注目を集めつつある。『現代思想』2015年1月号ではあらためて特集が組まれ、中心人物である現代フランスの哲学者クァンタン・メイヤスーの論考「亡霊のジレンマ」が掲載されている。この「思弁的実在論」はしかし、たんに現代哲学の一トピックであるにとどまらない。それを現代世界の諸文脈に関わる特殊な文化現象として捉えるならば、はたしてどのような視点をとりうるのだろうか。この新たな思想はいったいいかなる可能性を秘めているのだろうか───

twitterphilosophy.jpg  第18回の新潟哲学思想セミナーは、講師に千葉雅也氏をお迎えします。千葉さんは、20世紀フランスの哲学者ジル・ドゥルーズを中心とした現代思想を専門としつつ、文学・芸術・精神分析の諸領域にいたるまで幅広く活躍されています。千葉さんの著書『動きすぎてはいけない』は大きな反響を呼び、表象文化論学会賞、紀伊國屋じんぶん大賞を受賞されました。今回のセミナーでは、ドゥルーズ以後の最先端の思想潮流である「思弁的実在論」の可能性についてざっくばらんにお話ししていただく予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。

◎ 講師プロフィール
千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専門はフランス現代思想・表象文化論。著書に『動きすぎてはいけない──ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社、2013年)、『別のしかたで──ツイッター哲学』(河出書房新社、2014年)ほか。TwitterID: @masayachiba

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった新しい公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。予約等はいっさい必要ありません。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=宮﨑裕助・城戸 淳)
共催:新潟大学人文学部哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで


→ ポスターはこちら