第21回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
誰でもあって誰でもない主体
ハイデガー『存在と時間』における
ダス・マン(ひと、世人)再読
講師 池田 喬(明治大学文学部准教授)
日時 2016年7月22日(金) 18:15~19:45
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス
総合教育研究棟 D-301(旧地域国際交流促進室)
ハイデガーの『存在と時間』には、
第21回の新潟哲学思想セミナーは、講師に池田喬氏をお迎えします。池田氏は現象学を専門に研究されており、『存在と時間』をはじめとするハイデガーの哲学を、現代行為論や倫理学、障害当事者研究など実践的・応用的な観点から論じています。今回のセミナーでは、ハイデガー『存在と時間』に出てくる〈誰でもあって誰でもない主体〉について池田氏にご講演いただき、人間の存在と道徳性についてあらためて問い直し、参加者も交えて議論を深めていきたいと思います。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。
◎ 講師プロフィール:池田喬(いけだ・たかし)1977年生まれ。明治大学文学部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は、ハイデガーを中心とする現象学派の哲学。英語圏の現代行為論・倫理学と現象学の関係、日本の障害当事者研究と現象学の関係についても考察している。著書に『ハイデガー 存在と行為』(単著、創文社、2011年)、『当事者研究の研究』(共著、医学書院、2013年)、『始まりのハイデガー』(共編著、晃洋書房、2015年)他。
◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費、予約等は不要です。どなたでもご自由にご参加ください。
主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=古田徹也・宮﨑裕助)
共催:科学研究費補助金「人間の「脆さ」に着目した状況依存的かつ相互依存的な行為者概念の学際的研究」/新潟大学人文学部哲学・人間学研究会
お問い合せは古田まで