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カール・シュミットのアクチュアリティ
──近代主権国家の歴史的使命とその終焉
講師 大竹弘二(南山大学准教授)
日時 2010年12月3日(金) 18:10~19:40
場所 新潟大学五十嵐キャンパス
人文社会科学系棟 第一会議室 (B棟2階)
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第7回の新潟哲学思想セミナーは講師に大竹弘二氏をお迎えします。大竹さんは、昨年博士論文をもとにした大著『正戦と内戦──カール・シュミットの国際秩序思想』(以文社)を上梓した新進気鋭の思想史研究者であり、本書は、専門家のあいだではすでに大きな反響を得ています。シュミットといえば、とかくナチスの「桂冠法学者」としての悪名で知られていますが、その思想には、そうしたスキャンダルにけっして閉じ込めることのできない深さと先見性があります。今回大竹さんには、現代の世界政治の状況に即して、シュミット思想のアクチュアリティを分かりやすくお話いただく予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。
◎ 講師プロフィール
大竹弘二(おおたけ・こうじ) 1974年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、南山大学外国語学部准教授。専門は社会思想史、とりわけ近現代のドイツを中心とした政治思想・国家論。著書に『正戦と内戦──カール・シュミットの国際秩序思想』(以文社、2009年)、訳書にアレクサンダー・ガルシア・デュットマン『思惟の記憶──ハイデガーとアドルノについての試論』(月曜社、2009年)、同『友愛と敵対──絶対的なものの政治学』(清水一浩との共訳、月曜社、2002年)がある。
◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
昨年、新潟大学を中心に立ちあがった新しい公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。予約等はいっさい必要ありません。どなたでもご自由にご参加ください。
主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=宮﨑裕助・城戸 淳)
共催:新潟大学人文学部(インセンティブ経費)、同哲学・人間学研究会
お問い合せは宮﨑まで
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