栗原 隆 編
『感情と表象の生まれるところ』
ナカニシヤ出版
A5判・256頁
税込定価 2730円
ISBN978-4-7795-0739-7
2013年3月29日発行
⇒ 出版社紹介ページ
【本書の紹介文】
私たちの感情や表象はどのような仕組みで生まれ、
どのような役割を果たすのか。
いま人間の「感性」が失われつつあるという危機感の下、
哲学・心理学・社会学・美学・文学など多彩な観点から、
人間の「心の動き」に迫る共同研究の成果。
私たちの人間学講座からは、編者の栗原隆先生をはじめ、井山弘幸、城戸淳の両先生、宮﨑裕助が執筆しています。以下は「目次」です。
『感情と表象の生まれるところ』
ナカニシヤ出版
A5判・256頁
税込定価 2730円
ISBN978-4-7795-0739-7
2013年3月29日発行
⇒ 出版社紹介ページ
【本書の紹介文】
私たちの感情や表象はどのような仕組みで生まれ、
どのような役割を果たすのか。
いま人間の「感性」が失われつつあるという危機感の下、
哲学・心理学・社会学・美学・文学など多彩な観点から、
人間の「心の動き」に迫る共同研究の成果。
私たちの人間学講座からは、編者の栗原隆先生をはじめ、井山弘幸、城戸淳の両先生、宮﨑裕助が執筆しています。以下は「目次」です。
まえがき
I 感情と心理
第一章 愛しいものを左側で抱く理由.........鈴木光太郎
1 母親は赤ちゃんを左側に抱く
2 心音説
3 左側に抱く傾向の出現
4 なぜ左側に抱くのか
第二章 魅力の源泉を求めて.........福島 治
1 魅力の規定因
2 魅力的な顔
3 配偶者選択
4 おわりに
第三章 視覚‐運動協調の発達.........白井 述
1 はじめに
2 視覚‐運動協調についての古典的研究
3 ヒト乳児における視覚:運動協調の発達とその実証的検討
4 視覚‐運動協調の発達研究の展望
5 結びに
第四章 感応と測定.........井山弘幸
1 科学とテレパシー
2 予知・予言の方法論
3 測定のパラドックス
4 リモート・ヴューイング
II 感性と生のつながり
第五章 学問の起源とミメーシスの快.........宮﨑裕助
1 美しい学問は存在するか
2 ミメーシスの快とは何か
3 子どものミメーシス
第六章 現象の形式へ.........城戸 淳
1 感性的直観のアプリオリな形式
2 空間と時間についての第二論証
3 形式の孤立化か、空虚な容器か
4 現象の可能性の条件へ
第七章 イエスの原風景とイエスの物語.........堀 竜一
1 はじめに
2 〈巡礼の旅〉の物語
3 二つの物語系列と作中作「十三番目の弟子」
4 受難と悲劇的感性
第八章 信頼が地域づくりにもたらすもの.........杉原名穂子
1 地域づくりと社会関係資本
2 二つの信頼
3 緊密な関係、開かれた関係
第九章 「場所」をめぐる感情とつながり.........松井克浩
1 はじめに
2 コミュニティと「場所」
3 喪失と再生
4 関係と時間に開かれたコミュニティ
5 むすび
III 表象と生の広がり
第十章 祈りの言葉とイメージの力.........細田あや子
1 祈りの身ぶり、儀礼の図像
2 イメージへの礼拝
3 神と人間とのコミュニケーション
4 祈り、儀礼、ヴィジョン
第十一章 他者の苦しむ顔をる.........番場 俊
1 他者の苦痛へのまなざし
2 墓の中の死せるキリスト
3 写真の顔
第十二章 オートバイによって映画は何を描くのか.........石田美紀
1 青春映画としてのオートバイ映画
2 『乱暴者』(一九五三)
3 一九六〇年代のオートバイ映画
4 『あの胸にもういちど』(一九六八)
第十三章 瞬間と全体.........栗原 隆
1 はじめに
2 ラオコーンのその瞬間
3 ヘーゲルによるラオコーン問題への回顧
4 ダフネのその瞬間
5 技法と独自性
6 結び
あとがき