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2018年2月21日

宇宙論的自由と叡知的性格──アリソン『カントの自由論』に寄せて  【NiiPhiS】

第30回新潟哲学思想セミナーポスター-1.jpg

第30回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
ヘンリー・E・アリソン『カントの自由論』刊行特別企画ワークショップ

宇宙論的自由と叡知的性格
アリソン『カントの自由論』に寄せて

 

講師 城戸淳(東北大学准教授)

コメンテーター 宮村悠介(愛知教育大学助教)


日時 2018年3月15日(木)16:00〜17:30 *延長の場合あり
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟A棟3階 学際交流室(A303)


51+xmnl5VkL.jpg第30回新潟哲学思想セミナーは、講師に以前本学で教鞭をとられていた城戸淳氏を、コメンテーターに宮村悠介氏をお迎えします。城戸氏は、カントを中心とした近代ヨーロッパ哲学を専門とされています。カントの批判哲学を発展史的・体系的に研究される一方で、同時代や後代におけるその受容や批判についても研究されています。今回のセミナーは、ヘンリー・E・アリソンの『カントの自由論』(法政大学出版局)の邦訳刊行を契機としたワークショップとなっています。訳者である城戸氏に『カントの自由論』の基本的な論点の紹介や問題提起をしていただき、それを踏まえてカントの自由論についてお話ししていただきます。また、本学が発行している『知のトポス』に、カント倫理学の古典的文献の邦訳を寄稿されている宮村氏に、城戸氏の発表に対してあわせてコメントしていただく予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。


◎ 講師プロフィール:城戸淳(きど・あつし)1972年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。新潟大学人文学部准教授を経て、2015年より東北大学文学部准教授。専門はカント哲学。カントの批判哲学を中心に、17世紀の近代形而上学から19世紀のドイツ観念論やニーチェまで幅広く研究している。主な著書に『理性の深淵──カント超越論的弁証論の研究』(知泉書館、2014年)、『哲学の問題群──もういちど考えてみること』(ナカニシヤ出版、2006年)他。
◎ コメンテータープロフィール:宮村悠介(みやむら・ゆうすけ)1982年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。専門は、近代ヨーロッパ哲学、倫理学。共著に『戦うことに意味はあるのか──倫理学的横断への試み』(弘前大学出版会、2017年)、『現代哲学の名著──20世紀の20冊』(中公新書、2009年)他。


◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは 
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費、予約等は不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー
共催:新潟大学間主観研究推進センター/同 人文学部研究推進経費/同 人文学部哲学・人間学研究会
お問い合せは宮﨑まで
mail2image.php のコピー.png

→ポスターはこちら

2018年2月10日

卒業論文の概要の提出について  【お知らせ】

人間学4年生(卒業論文提出者)のみなさんへ
卒業論文の概要を人文学部のWebページに公開しますので、下記の要領にてメールで概要を提出してください。

〆切 2018年2月10日(土)17:00

宛先 ebata@human.niigata...
(迷惑メール防止のため、@マークは全角に、human.niigata以下は全学共通なので省略してあります)

件名およびファイル名を 卒業論文概要(氏名) とすること。
  形式 Word(.doc または.docx)(題目を「見出し1」に設定してください。)
  分量 1400~1500字程度(必ずA4一枚に収めてください。)
  内容 卒業論文の概要(題目および氏名は必ず記載すること。学籍番号不要)

注意事項 
 事前に卒業論文指導教員のチェックを受けてください。
 写真・図版は原則として掲載しません。卒論の性格上,掲載する必要がある場合,著作権上の問題が生じないものに限ります。
 過去の概要は、
http://www.human.niigata-u.ac.jp/category/education/program/
を参照してください。

主専攻プログラム(人間学分野)委員

2017年12月15日

「間主観的感性論研究推進センター研究会」ヘーゲル・アーベント2017  【お知らせ】

「間主観的感性論研究推進センター研究会」

Hegel Abend 2017-1.jpg

ヘーゲル・アーベント2017

 

12月26日(火)新潟大学五十嵐キャンパス総合教育研究棟F棟5階PS

                         

16:30-17:30 栗原 隆
        生理学心理学を呑みこみながら──湧き立つ精神哲学

17:30-18:30 阿部 ふく子
        P4C(Philosophy for Children)の理論と学校・地域での実践報告

                         

主催:新潟大学人文社会・教育科学系附置「間主観的感性論研究推進センター」

共催:新潟大学人文学部哲学・人間学研究会

問い合わせ先:宮﨑裕助 mail2image.php のコピー.png

2018年1月10日

卒業論文研究計画書の提出について  【お知らせ】

心理・人間学プログラム人間学分野の3年生(来年度末卒業予定者)へ

人間学分野に所属する来年度末(2019年3月)卒業予定の学生は,1月10日までに卒業論文研究計画書を必ず提出すること.

この計画書は,卒業論文作成に向けた作業の第一歩となります.計画書には、下記の内容をA4用紙1~2枚を用いて的確かつ簡潔に書いてください.

提出された計画書にもとづいて来年度の卒論指導教員を決定します.指導教員の決定がなされないことには,卒業論文の単位も認められないことになりますので注意してください.

1 研究の課題(題目)
2 論文の概要と今後の研究計画
3 使用文献、参考文献


提出期限 2018年1月10日(水)15:00
提出先  江畑研究室(F581)  *不在のときはドアの前の箱に入れてください

2018年2月 3日

卒業論文発表会(口頭試問)  【お知らせ】

平成29 (2017) 年度の人間学分野の卒業論文発表会(口頭試問)を下記のように行います。

とき 平成30 (2018) 年2月3日(土)12:00 ~18:30
ところ 総合教育研究棟D棟3階国際センター教室1,2(控え室 3)

発表者はA4で1枚(1400字程度)の卒業論文の概要(指導教員が確認済のもの)を審査員および傍聴者に配布してください。冒頭で概要に基づき論文内容を説明してください(5分以内)。その後、主査・副査による口頭試問に移ります。副査への論文提出締切は1/19(金)です。


発表者は概要を40部用意してください(指導教員のチェックを受けること)。論文の概要は後日、人文学部のwebページにて公開されます。


当日、発表者の皆さんには人文学部の「カリキュラム満足度アンケート」を配布します。発表会終了までに、回答した用紙を必ず主専攻プログラム委員に提出するようにしてください。この発表会は公開で実施されますので、他の学年の学生も傍聴することができます。


卒業論文発表会(口頭試問)終了後、恒例の懇親会(追い出しコンパ)が企画されています。別途掲示いたしますので、ぜひご参加ください。

人間学卒論口頭試問2017年度時間割.pdf

2017年12月15日

主権とユートピア──沖縄をめぐって  【NiiPhiS】

第28回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
第28回新潟哲学思想セミナー(決定版)-1.jpg

主権とユートピア 
沖縄をめぐって

講師 高橋哲哉(東京大学教授)  


日時 2017年12月15日(金) 18:00~19:30
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス
   中央図書館ライブラリーホール

基地問題を抱える沖縄では、日本からの自立を求めて、主権国家としての独立か、国家そのものからの離脱かが議論され始めている。「琉球共和社会憲法試案」を手がかりに「脱国家」の可能性を探った議論の検討を通して、主権や権力の存在にどのように向き合うべきかを考えたい。アーレントの「難民」論、デリダの「歓待」論などを参照する。


41WpKn30YzL.jpg第28回新潟哲学思想セミナーは、講師に高橋哲哉氏をお迎えします。高橋氏は、20世紀のヨーロッパ哲学を専門とされており、なかでもフランスの哲学者ジャック・デリダの研究で広く知られています。また、靖国問題や沖縄の米軍基地問題など、政治・社会・歴史をめぐる諸問題にも精力的に取り組んでこられました。とりわけ、2015年に出版された『沖縄の米軍基地──「県外移設」を考える』は、その内容から大きな反響を呼んでいます。今回のセミナーでは、普天間飛行場をはじめとした沖縄の米軍基地を「本土」に移設すべきかどうかという「県外移設」の問題や、そうした基地問題を抱える沖縄の「脱国家」の可能性について考えるといった内容で講演していただきます。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。 


◎ 講師プロフィール:高橋哲哉(たかはし・てつや)1956年福島県生まれ。東京大学文学院総合文化研究科教授。専門は哲学。政治、社会、歴史の諸問題にも広く取り組んでいる。主な著書に『デリダ──脱構築と正義』(講談社学術文庫、2015年)、『沖縄の米軍基地──「県外移設」を考える』(集英社新書、2015年)、『国家と犠牲』(NHKブックス、2005年)、『戦後責任論』(講談社学術文庫、2005年)、『靖国問題』(ちくま新書、2005年)他。


◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは 
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費、予約等は不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー
共催:新潟大学人文学部研究推進経費/同 哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで
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→ポスターはこちら

2017年8月 7日

ギリシア哲学史の可能性  【お知らせ】

第27回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)第27回NiiPhiSポスター(最終版)-1.jpg

ギリシア哲学史の可能性 

講師 納富信留(東京大学教授)  


日時 2017年9月14日(木) 16:30~19:00
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス
   総合教育研究棟D棟1階大会議室

プログラム 

16:30~17:20 栗原隆(新潟大学) 色と心──ヘーゲルによるゲーテの「色彩論」の受容

17:30〜18:30 納富信留(東京大学) ギリシア哲学史の可能性

18:30~19:00 *延長の場合あり

   フリーディスカッション
   司会:宮﨑裕助(新潟大学)


古代ギリシア哲学を過去の思想としてではなく、生きた思索の場に生かすために、私たちはどう考えるべきか。プラトンやアリストテレスといった偉大な哲学者だけでなく、ギリシアの哲学を全体として捉える視野を「複眼的ギリシア哲学史」として提案したい(本発表は、5月20日の日本哲学会大会シンポジウムでの報告内容を発展させるものである)。


41T4HYD24PL.jpg第27回新潟哲学思想セミナーは、講師に納富信留氏をお迎えします。納富氏は、初期ギリシア哲学から、ソフィストの思潮とソクラテス、プラトンやアリストテレスらの古典期哲学までを主な研究対象とされています。そのなかで、どのようにして哲学が成立したのかを解き明かすことを研究テーマとされています。今回のセミナーでは、ギリシアの哲学を全体として捉えることで、哲学史研究の哲学的意義を新たに提示するといった内容で講演していただきます。多くのみなさまのご来場をお待ちしております。

 


◎ 講師プロフィール:納富信留(のうとみ・のぶる)1965年生まれ。東京大学文学部教授。東京大学大学院博士課程を経て、英国ケンブリッジ大学古典学部にてPh.D.を取得。専門は、西洋古代哲学、西洋古典学。古代ギリシアの知的潮流のなかで、いかにして哲学(フィロソフィア)が誕生したのかを明らかにすることを研究テーマとしている。国際プラトン学会(元会長)など、海外でも勢力的な研究活動を展開している。著書に『ソフィストと哲学者の間』(名古屋大学出版会、2002年)、『ソフィストとは誰か?』(ちくま学芸文庫、2015年)他。

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは 
2009年に新潟大学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費、予約等は不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー
共催:新潟大学間主観的感性論研究推進センター/同 人文学部哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで
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2017年10月15日

卒業論文 中間発表会  【お知らせ】

平成29(2017)年度 人間学分野 卒業論文中間発表会

[10/06確定]

本年度の人文学部心理・人間学主専攻プログラム人間学分野の卒業論文の中間発表会を、次の日程でおこないます。

 日時 10月 15日(日)12時から (開始時刻変更しました) 

   場所 総合教育研究棟 大会議室(D棟1階)

・卒業予定の4年生は、発表用のレジュメを45部用意して出席してください。 発表は5分以内、質疑応答含めた持ち時間は10分です。

・1、2、3年生の参加も歓迎します。とくに3年生は来年度にむけた準備になりますので、ふるって参加してください。

・卒業予定の4年生の不参加は原則認めていませんが、どうしても出席できない場合には10/8(日)までに卒論担当教員および江畑まで必ず連絡すること

・発表会のあとに、コンパを予定しています。是非参加ください。

心理・人間学主専攻プログラム人間学分野

2017年6月23日

ポスト・トゥルース時代における「嘘の歴史」──アーレントとデリダから出発して  【お知らせ】

第26回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
 アーレント研究会&脱構築研究会共催企画

ポスト・トゥルース時代における「嘘の歴史」

        ──アーレントとデリダから出発して


日時 2017年6月23日(金) 16:30~19:00
場所 新潟大学 五十嵐キャンパス 総合教育研究棟 D棟1階 大会議室

  *入場無料、事前予約不要。お気軽にご参加ください。

ポスト・トゥルース時代における「嘘の歴史」完成版jpg.jpg

第1部 16:30~17:55

西山雄二(首都大学東京)「デリダ『嘘の歴史 序説』の概要と問題提起」

阿部里加(一橋大学)「「嘘をつくこと」と「理解すること」──デリダとアーレントのアウグスティヌス解釈の違いを中心に」

三浦隆宏(椙山女学園大学)「嘘にとり憑かれた政治と〈感覚〉の狂い──デリダ、アーレント、カントの三叉路」

 

 第2部 18:10~19:00 *延長の場合あり
   全体討議&フリートーク
   司会:宮﨑裕助(新潟大学)


主催:新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
共催:アーレント研究会、脱構築研究会


お問い合せは宮﨑まで


→ポスターはこちら

2017年5月28日

卒業論文 構想発表会  【お知らせ】

平成29(2017)年度 人間学分野 卒業論文 構想発表会

本年度の人文学部心理・人間学主専攻プログラム人間学分野の卒業論文の構想発表会を、次の日程でおこないます。

 日時 5月 28日(日) 13:00から (18:00頃終了予定)  

   場所 総合教育研究棟 G415(G棟4階)

 卒業予定の4年生は、構想発表用のレジュメを開始5分前までに 40部(5/24変更しました) 用意して出席してください。 発表と質疑応答でひとり10分程度を予定しています。

・2、3年生の参加も歓迎します。特に3年生は来年度にむけた準備になりますので、ふるって参加してください。

・本年度卒業予定学生の不参加は原則認めていません。就職活動等の理由によりどうしても出席できない場合は、必ず卒論担当教員に承諾を得た上で個別に指導を受けてください。

・発表会のあとに、コンパを予定しています。是非参加してください。

心理・人間学主専攻プログラム人間学分野(2017.4.13掲載)