メイン

イベントの記録 アーカイブ


2017年2月20日

「間主観的感性論研究推進センター」presents公開研究会が開催されました。  【イベントの記録】

「美的態度の現象学」というタイトルのもと、佐藤透先生による講演会が開催されました。

佐藤先生どうもありがとうございました。

IMG_0979.JPG

jPVkZfsEHx0HHBf1487579891_1487579914.jpg

s8rB6gQJTx1kjkQ1487580462_1487580474.jpg

2017年2月10日

2016年度 人間学分野 卒業論文発表会(口頭試問)  【イベントの記録】

2017年2月4日(土)に、人間学分野の卒業論文発表会(口頭試問)が行われました。

qXeRERyFWkZLHBU1487059466_1487059517.jpg8ucP6HGSt9MXzxZ1487060012_1487060019.jpgoT7qzVC3p88wAZn1487060107_1487060113.jpgH6fZdb_iefr0nqd1487061755_1487061788.jpgMvaTHwQ7E2FfHpF1487060202_1487060316.jpgnHiJk5CtuxTXRe61487060350_1487061562.jpg

2016年10月10日

卒論中間発表会が行なわれました  【イベントの記録】

10月10日に毎年恒例の卒論中間発表会が行なわれました。

卒論の本格的な執筆作業に向けて大変実りのある会となりました。皆さまお疲れさまでした。

IMG_4708.JPGIMG_4709.JPGIMG_4710.JPGIMG_4711.JPGIMG_4714.JPGIMG_4715.JPGIMG_4716.JPGIMG_4719.JPGIMG_4720.JPGIMG_4721.JPGIMG_4722.JPGIMG_4723.JPGIMG_4724.JPGIMG_4725.JPGIMG_4726.JPG

2016年9月29日

野家啓一先生講演会 ご参加いただきありがとうございました  【イベントの記録】

IMG_0917.JPG

IMG_0918.JPG

2016年8月 9日

オープンキャンパスへのご参加ありがとうございました  【イベントの記録】

2016年8月9・10日に新潟大学のオープンキャンパスが開催されました。写真は人間学の出展ブースの様子です。県内外から多くの方にお越しいただきました。ご参加ありがとうございました。

IMG_4415.JPG IMG_4420.JPG IMG_6890.JPG IMG_6891.JPG IMG_6894.JPG IMG_6911.JPG

2016年7月17日

人間学合宿2016  【イベントの記録】

2016年7月17・18日に毎年恒例の人間学合宿が行われました。行先は鈴木牧之『北越雪譜』で有名な秋山郷です。人間学の2、3、4年生と教員で電車に乗って津南へ向かい、秋山郷の「かたくりの宿」に泊まりました。1日目は移動と見倉橋近辺の散策、そして夜のお楽しみ企画からの宴会、2日目の朝は栗原先生による秋山郷と学問のお話をいただき、楽しく帰路に着きました。

blog01.jpgblog02.jpgblog03.jpgblog17.jpgblog04.jpgblog05.jpgblog06.jpgblog07.jpgblog08.jpgblog09.jpgblog10.jpgblog11.jpgblog12.jpgblog13.jpgblog14.jpgblog15.jpg

2016年7月26日

第21回新潟哲学思想セミナーが開催されました。  【NiiPhiS】

IMG_0913.JPG

第21回新潟哲学思想セミナーは、講師に明治大学の池田喬先生をお招きし、「誰でもあって誰でもない主体――ハイデガー『存在と時間』におけるダス・マン(ひと、世人)再読」というテーマのもと開催されました。当日は、大学内外から多くの方が足を運んでくださいました。今回のセミナーでは、『存在と時間』における「誰でもあって誰でもない主体」について、池田先生に講演していただきました。とりわけホークランドの指摘を引き合いに出しながら議論が展開されました。ホークランドの見解を受け、池田先生が試みるのは、ハイデガーが世人自己から本来的な自己への実存的変容と呼ぶ自己変化のプロセスを、順応と逸脱の移行という現象として再解釈することです。以下に、とりわけ興味深い点をご紹介します。

IMG_2152.JPG

『存在と時間』におけるハイデガーは、日常的な世界内存在とは誰か、という問いに対して、誰でもあって誰でもない世人(das Man/ ダス・マン)こそが、日常性の主体であると主張します。世人とは、「ひとは~と言っている(Man sagt...)」という様式で語られる、非人称の代名詞を中性名詞化した表現です。世人は人称を持たないため、「私」でも「あなた」でもない、時空的に特定不可能な存在者です。池田先生は、ハイデガー世人の公共生活を構成するものとして、「平均性」ならびに「均等化」を挙げます。世人が気にかけているのはこの平均性であり、この平均性こそ、ホークランドが言うところの「規範」や「標準」というものに相当します。平均的な規範が気づかわれるさいに問題になるのは、自他の区別であって、標準を尺度とした場合に各々が自らのふるまいの独自性を認識することです。すなわち、ふるまいの類似性ではなく、個性が問題なのです。この平均性は「例外」を監視し、あらゆる存在の可能性を均等化するため、検閲的性格を帯びています。池田先生によれば、このような均等化の検閲機能が向けられるのは、平均的な規範から見たときの奇妙な行動ではなく、その規範に従わないという意味での逸脱です。均等化は、共にいる誰もが規範に従うことによって、共同体のふるまいの尺度としての特権的な地位をその規範に与える機能を持ちます。標準として機能しうる「ひと」は、各々が「ひとは~している」という規範に照らし合わせることによって自己を認識するための尺度であるかぎり、いかなる個人のふるまいとも同一視できません。誰もがそれであり、誰でもない、という「誰でもないもの(Niemand)」としての「ひと」が世人なのであって、これが、日常的なふるまいの根本的規準をなすのです。


IMG_0916.JPG今回のセミナーでは、「誰でもないもの」という特定不可能な存在者を標準として、各自は自らとの相違を識別している、という現代の大衆社会を表すハイデガーの議論について触れることができ、自己や他者について改めて考え直す有益な機会になりました。

最後になりましたが、今回のセミナーのために遠方からお越しいただいた池田先生、そしてご出席いただいた皆さまに感謝を申し上げて、第21回哲学思想セミナーの報告とさせていただきます。

[文責=新潟大学大学院現代社会文化研究科修士課程  宮川真美]

2016年7月14日

人間学の縁日  【イベントの記録】

7月11日に毎年恒例「人間学の縁日」が行われました。心理・人間学入門講義に出ている1年生の中から多くの学生が参加してくれました。先輩学生や教員のふるまう屋台メニューを食べながら親睦を深め合う、とても賑やかな会になりました。

縁日ブログ用ポスター.png
IMG_0904_blog.jpg IMG_0905_blog.jpg IMG_0907_blog.jpg IMG_0909_blog.jpg

2016年6月19日

卒業論文構想発表会お疲れさまでした  【イベントの記録】

IMG_0901.JPG IMG_0900.JPG IMG_0894.JPG IMG_1903.JPG IMG_0897.JPG IMG_0899.JPG IMG_0893.JPG IMG_0892.JPG

2016年6月 3日

国際シンポジウム "Philosophie und Anthropologie um 1800"「1800年頃の哲学と人間学」が開催されました  【イベントの記録】

ziche2.jpg

去る5月21日ユトレヒト大学のパウル・ツィヒェ先生を講演者にお迎えし、「1800年頃の哲学と人間学」 "Philosophie und Anthropologie um 1800"と題した国際シンポジウムが開催されました。これは、新潟大学人文社会・教育科学系附置「間主観的感性論研究推進センター」の主催で行われたものです。最初に、本学人文学部から、阿部ふく子氏による"Humanismus in der Zeit der Aufklärung: Niethammers Philosophie und Bildungstheorie"(啓蒙時代の人文主義――ニートハンマーの哲学と教養形成論)と題した発表と、栗原隆氏による"Grundlage und Vorarbeiten zur Philosophie des Geistes von Hegel"(ヘーゲル『精神哲学』の基底と前哨)と題した発表が行なわれました。

ziche3.jpg

最後に、パウル・ツィヒェ先生の講演が"Der Mensch zwischen Natur und Kunst ― Zur systematischen Position des Menschen in der Philosophie und Anthropologie um 1800" (自然と芸術との間の人間----1800年頃の哲学と人間学における人間の体系的な位置づけ)と題して行われました。質疑応答は、ツィヒェ先生を中心に活発に行われ、今回は学部生が多く参加したこともあり、学生を交えた刺激的な討議の場となりました。

講演会後は、懇親会が行なわれました。懇親会は、ツィヒェ先生を囲んで終始和やかな雰囲気でした。最後になりましたが、はるばるオランダからお越し下さいましたパウル・ツィヒェ先生に、いま一度厚く御礼を申し上げます。 

ziche4.jpg

[新潟大学現代社会文化研究科博士後期課程・高畑 菜子]