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イベントの記録 アーカイブ


2009年10月13日

卒業論文中間発表会終了。  【イベントの記録】

10日は、朝より卒業論文の中間発表会がありました。
 4年生のみなさんはこの発表を終えたことで、卒論の題目を届出た後(15日締切)、いよいよ卒論完成にむけて執筆に専念することになります。
 当日の様子を写真でお伝えします。

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2009年9月25日

大学院生夏季合宿の記録。  【イベントの記録】

 9月の連休の最後となる22日〜23日は、大学院生(哲学系)を中心とした研究会の合宿がありました(4年生も卒論準備発表で一部参加)。
 行き先は、新潟越後は関川村。多いに勉強し語り合って楽しく過ごした、充実した二日間となりました。

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 現地に着くと、まずは朝市に寄り、しばし一息。鮎の塩焼きを堪能しました。猫ちぐら(猫のゆりかご)という民芸品の制作実演もやっていました。大人気で、一年以上先まで予約が入っているそうです。

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 宿に着くと昼食を待たずに研究会開始。途中休憩を挟みながらも、夕食時までぶっ通しで、参加者各人の発表と質疑応答が続きました。学部生のみんなには、ちょっとキツかったかもしれません。本当にお疲れさまでした。


 お待ちかねの夕食。残りの時間は、懇親会と入浴でゆっくり疲れを癒して就寝。

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2009年8月 9日

オープンキャンパス初日  【イベントの記録】

本日は、オープンキャンパスに多くの方にお越しいただき、誠にありがとうございました。
以下は、本日の人間学ブースの模様です。「身体の知」を実感する「テルミン」体験コーナー、あなたの「社会性」を測る(!?)「倫理度チェック」は大好評でした。
明日も、多数のご来場をお待ちしております。

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2009年7月23日

第2回新潟哲学思想セミナーが開催されました。  【イベントの記録】

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21日は、講師に熊野純彦さんをお招きして、第2回新潟哲学思想セミナー「回帰するパラドクス──第二アンチノミー証明・考」が開催されました。新潟大学の学生を中心に、20名以上の参加者によるセミナーとなりました。

 今回の熊野さんのお話は、カント『純粋理性批判』の「超越論的弁証論」のなかで、これまで比較的顧みられてこなかった第二アンチノミーの議論に光を当てるものでした。
IMG_04542.jpg  第二アンチノミーは、世界には単純なものと合成されたものが存在するか否かをめぐるものですが、熊野さんは、このアンチノミーに至るカントの複雑な議論を明快に整理した後、一見、難解で専門的なこのアンチノミー論の背後には、古代ギリシア以来の「一なるもの」と「多なるもの」についての伝統的な問いに対するカントなりの対決がある点を指摘され、それが、エレア学派の無限分割のパラドックスやライプニッツのモナドロジーへの新たな取り組みへと通じているというとても興味深いお話でした。
 セミナー自体は、たんなる講義調ではなく、熊野さんが、カントの難解なドイツ語を丁寧に解きほぐすという演習スタイルで行われ、参加者の皆さんは、臨場感に満ちた哲学の「現場」を十二分に味わうことができたのではないかと思います。
 参加された皆さん、そして熊野さん、どうもありがとうございました。

2009年6月27日

第1回新潟哲学思想セミナーが開催されました  【イベントの記録】

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昨日は、講師に早尾貴紀さんをお招きして、第1回新潟哲学思想セミナー「ディアスポラの思想は「国民国家」に何を提起するのか」が開催され、20名ちかい参加者によるセミナーとなりました。

早尾貴紀氏

早尾さんは、昨年刊行された『ユダヤとイスラエルのあいだ』の議論を踏まえて、アーレント、ブーバー、サイード、ボヤーリン兄弟などの思想を紹介しつつ、さらに、新たなディアスポラ主義をめぐるご自身の精力的なお仕事の一端をお話しされました。
【→『ディアスポラから世界を読む──離散を架橋するために』刊行記念シンポジウム

大学院生やフロアの方々からは、国家の成立、大学の課題、ユダヤと「女性」性、パレスチナ・イスラエル問題の特殊性と普遍性、ディアスポラ思想の可能性などなど、多岐にわたる質問が出て、活発な討論が行なわれ、刺激的な時間を共有することができました。


新潟哲学思想セミナーは、今後とも、多彩な講師をお招きし、知の交流の場として発展させていきたいと考えています。ご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。

2009年6月22日

卒業論文構想発表会終了。  【イベントの記録】

 21日は、朝から卒業論文の構想発表会がありました。
 今年度卒論提出予定の4年生と、来年以降提出予定の3年生を中心として、人間学講座の多くの学生が集まりました。
 当日は6月なのに真夏のような暑さとなり、みなさん本当にお疲れさまでした。

発表は公開で行われ、各発表毎に先生からのコメントがつきます。
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会場の様子。
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夕方には無事終了し、いつもの演習室で、打ち上げです。
嬉しいことに、去年の卒業生が飛び入りし、ちょっとした同窓会に。

みんなで夜遅くまでわいわいがやがや。
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 発表がうまくいった人もいかなかった人も、これで夏休み前の第一関門は突破ということになります。
 今度は秋に中間発表会があります。その頃は、卒論の内容が十分に固まり、少し書き始めているか、いよいよ書き始めるという段階になります。
 4年のみなさんは、夏休み中に決して気を抜かないように(笑)。
がんばりましょう。

2009年3月24日

ご卒業、おめでとうございます!  【イベントの記録】

昨日(2009年3月23日)は、全学での卒業式(=朱鷺メッセ)につづき、人文学部での卒業祝賀会(=新潟グランドホテル)、さらには人間学履修コースでの謝恩会(=大助)が行なわれました。

卒業祝賀会では、履修コースごとに学位記が手渡されます。今年度は25名が人間学履修コースから巣立ちました。
学位記の授与

「卒業おめでとう!」

祝賀会場でのひとコマ。にぎやかに卒業の宴を楽しんでいます。
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最後に人間学履修コースでの記念撮影です。
祝賀会での記念撮影


daisuke.JPG さらに「大助」に移り、今年度修了の大学院生も交えて、卒業生主催の謝恩会になりました。(幹事の方、お疲れ様でした。)
四年間お世話になった先生方とも最後の宴です。
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今年は、男子学生諸君が余興を用意してくれました。かぶりものと変声器で、だれがだれかを当てるクイズです。
(ご苦労さまでした!)

謝恩会では人間学恒例の(!)スピーチもありました。卒業生からは学生生活の思い出と今後の抱負について、先生方からは卒業生諸君を送る言葉です。
笑いあり、涙ありのひとときでした。

最後はふたたび記念撮影。
謝恩会での記念撮影


卒業生の皆さん、あらためてご卒業おめでとうございました。
人間学履修コースで学んだことを活かして、ぜひ新天地でもお元気でご活躍ください。

2009年3月21日

鈴木佳秀先生の最終講義。お疲れさまでした。  【イベントの記録】

昨日は、長らく人間学講座のスタッフとして教鞭を執られた鈴木佳秀先生の最終講義が行われました。

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先生の下で学んだ古くからの学生さんたちをはじめ、多数の方々にご来場いただきました。
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お話は、これまでの人生を振り返るなかで、先生の足跡をあらためて辿り直すものでした。なぜ旧約聖書学を志すにいたったのか、関根正雄先生との出会い、アメリカでPhD取得までのたいへんな試練、新潟大学に赴任するまでの決断、そして申命記研究を中心としたこれまでのお仕事とこれからの課題について、などなど、濃密な学問的人生を凝縮したお話は感動的でした。

鈴木先生、すばらしい講演をありがとうございました。

終了後の記念パーティの様子。
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卒業生からの送る言葉です。慶應大学からは前スタッフの山内志朗先生にもお越しいただきました。

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人間学スタッフからの贈り物、最後は記念撮影です。

鈴木先生、長い間本当にお疲れさまでした。
あらためて、どうもありがとうございました!

2009年3月 8日

シンポジウム終了。  【イベントの記録】

シンポジウム「生の矛盾は解消されるのか」は昨日盛会のうちに終了しました。

会はアットホームな雰囲気のなかで行われ、先生方の熱のこもった講演、ドイツ語・英語・日本語で交わされる対話を通じて参加者は、濃密な時間を過ごすことができました。

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久保先生の講演は、ホンブルク時代のヘルダーリンが練り上げようとしていた「生の認識」を「エンペドクレスの死」に至る文献を辿り直して跡づけた非常に重厚なお話でした。

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エンゲルハルト先生の講演は、ヘーゲルの矛盾概念に、現代論理学のパラコンシステント論理等の知見を踏まえたうえで再解釈を施し、その核心を救い出そうとする刺激的なお話でした。

久保先生、エンゲルハルト先生、そして発表とともに通訳を担当された満井先生、どうもありがとうございました。

2009年2月17日

卒業論文口頭試問終了。  【イベントの記録】

去る14日は、朝から卒業論文の口頭試問がありました。
みなさん本当にお疲れさまでした。

口頭試問は公開で行われました。
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真剣そのものです。

終了後、追い出しコンパ。
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みんなホッとして解放感に浸ってます。

いつもの演習室で追いコンの二次会。会は夜中まで続きました。
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卒業されるみなさん、おめでとうございます!

   *   *   *

以下は、今回審査のあった卒論の題目です。

2008年度人間学履修コース卒業論文題目一覧表

幸福論の諸類型
『論語』における天の思想
外国語映画の日本語吹替の台詞に関する言語学的考察
解釈と遠近法──後期ニーチェにおける「真理」の概念
ガダマーにおける芸術の<経験>と<理解>
カントにおける啓蒙と公共性
カントの第四誤謬推理
カント倫理学における定言命法の普遍的法則の法式について
旧約聖書における死生観
キルケゴールにおける不安の問題
九鬼周造『偶然性の問題』について
言語的アイロニーの伝達メカニズム
現象と意志──カントの超越論的自由について
現代日本語のオノマトペに関する考察
現代日本語文法におけるゆれの現象について
後期ウィトゲンシュタインにおける言語論
ことわざにおける比喩表現
西洋思想における混沌理解
ディルタイにおける「体験」と「理解」
日本語方言の音韻論的分類に関する研究──モーラ方言とシラビーム方言
ヒュームの懐疑論
フィヒテにおける「自己」と「他者」
マックス・ウェーバーにおける支配
モリヌー問題の思想史的意義とその射程
遊戯論──カイヨワ『遊びと人間』を中心に
若きヘーゲルにおける「運命」と「愛」