国際シンポジウム "Philosophie des Geistes und Psychologie um 1800" 【お知らせ】
"Philosophie des Geistes und Psychologie um 1800"
1800年頃のドイツ思想界は、ドイツ観念論の時代である。だが最近になって、歴史に埋もれていた往時の学術文献が電子データとして公開されるようになった新資料を検証すると、顧みられてこなかった膨大な数の「経験的心理学」や「人間学」が、ドイツ観念論にも大きな影響を与えていたことが明らかになってきた。思想史的な掘り起こしの第一人者のZiche氏を迎え、思想史の伏流を明かすシンポジウムである。
■ 日時:2014年 9月27日(土)〜28日(日)
■ 会場:新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」(025-248-8141)
新潟駅連接「プラーカ1」2F
■プログラム──9月27日(土)
【研究発表】
12:15~12:35
田中 純夫「ハイデッガーとエリウゲナ」
【シンポジウム】
12:45~13:35
山口沙絵子(東京大学大学院人文社会系研究科)
Die Unverständlichkeit der philosophischen Texte bei F. Schlegel, Fichte, und Kant
13:45~14:45
栗原 隆(新潟大学人文学部教授)
Tiefe der Seele und Schacht der Intelligenz──Mit Rücksicht auf Hegels Revision der "Philosophie des Geistes"
14:50~15:50
武田 利勝(九州大学人文科学研究院准教授)
Wie kann die Schönheit beschrieben werden?──K. Ph. Moritz und Lavater vor dem Apollo im Belvedere
16:00~18:30
Paul Ziche(ユトレヒト大学教授)
Neue Vermögen des Geistes──Empirische und psychologische Studien zu den menschlichen Erkenntnisvermögen im 1800
■プログラム──9月28日(日)
【講演】
10:30~11:30
尾崎 彰宏(東北大学大学院文学研究科教授)
「カーレル・ファン・マンデル『北方画家列伝』について」
11:40~13:10
岩城 見一(京都大学名誉教授、国立京都近代美術館・前館長)
「ボアスレ兄弟について」
■ 共催:日本シェリング協会、新潟大学人文社会・教育科学系附置「間主観的感性論研究推進センター」
■ 本シンポジウムは、科学費補助金(基盤研究(A))「共感から良心に亘る『共通感覚』の存立機制の解明、並びにその発現様式についての研究」(研究代表者:栗原 隆)の研究プログラムの一環として開催するものです。
学生・教職員、一般市民の皆さまに公開されておりますので、興味とご関心のおありの方は、ご自由においで下さい。
問い合わせ先:人文学部・栗原隆:E-mail:kurihara@human.niigata-u.ac.jp