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2009年4月 アーカイブ


2009年4月22日

著書『判断と崇高』  【】

『判断と崇高』書影   宮﨑裕助 著
  『判断と崇高──カント美学のポリティクス』

  知泉書館
  A5判上製328頁
  本体価格 5,500円
  ISBN978-4-86285-055-3

  ⇒ 出版社紹介ページ
  
 今月初旬(奥付の発行日は2009年3月31日)に、博士論文(東京大学、2007年)をもとにした拙著が、新潟大学人文学部研究叢書の一冊として刊行されました。
 詳しくは、裏表紙に記された本書の紹介と目次の詳細(本ページ下部)、下記の「自著を語る」をご覧ください。

自著を語る[PDF]
『ほんのこべや』第37号、新潟大学生活協同組合、2009年11月

以下、2011年8月29日追記──────────

 これまでに以下の書評が出ています。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

■ 江川隆男氏(首都大学東京)「崇高と決定不可能性の問題──宮﨑裕助『判断と崇高──カント美学のポリティクス』をめぐって」、日本カント協会編『カントと日本の哲学』理想社、2011年、77-91頁。
──「本書の企図は、何よりもカントの『判断力批判』の肯定的な脱構築、あるいは「判断する哲学」──決定する思考──としてのカントの批判哲学全体の生産的な脱構築にあり、この点が本書を狭義の「カント研究書」から一線を画するものとしていることは間違いないであろう。」

■ 松葉祥一氏(神戸市看護大学)「〔書評〕宮崎裕助著『判断と崇高 カント美学のポリティクス』」、『フランス哲学・思想研究』第15号、日仏哲学会、2010年10月、187-189頁。
──「カント論の相貌をした、二重の意味でラディカルな政治哲学の研究である。」

■ 酒井潔氏(学習院大学)「〔書評〕宮崎裕助著『判断と崇高 カント美学のポリティクス』」、実存思想協会編『実存の美学──実存思想論集25』理想社、2010年、169-173頁。
──「宮崎氏の本書は、デリダの「決定の思考」に導かれ、崇高と崇高でないものとの区別すらも問題化する「パラサブライム」の領域を開拓し、日本のカント研究を大きく拡大した、と言えるだろう。」

■ 星野太氏(東京大学)「美的‐政治的判断力のリミット──宮﨑裕助『判断と崇高──カント美学のポリティクス』」、表象文化論学会編『表象』第4号、月曜社、2010年、256-263頁。⇒[PDF
──「ひとたび本書を紐解いてみれば、「判断」と「崇高」というこの二つの問題系がカント美学の核心をなしていること、さらにそれらが極めて深い政治的射程を秘めていることにすぐさま思い至ることになるだろう。」

■ 熊野純彦氏(東京大学)「特集:2009年上半期の収穫から」の一冊、『週刊読書人』2009年7月31日号(第2798号)。
──「「判断」について、「崇高」をめぐって、政治的「決断」にかんして、新鮮な思考を展開し、あらたな思考を誘いだす。」

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2009年4月 9日

1年生向け 人間学履修コース説明会  【お知らせ】

人文学部 行動科学課程 人間学履修コース
1年生向け 履修コース説明会 のお知らせ

 新入生のみなさま、ご入学おめでとうございます。
 人文学部行動科学課程に入学した1年生のうち、人間学履修コースでの勉学に関心のある新入生諸君のための履修コース説明会を開きます。
 人間学履修コースで学ぶ学問内容や学習方法の説明や、先生方の紹介をはじめ、履修上のさまざまな質問を受け付けますので、興味のある新入生諸君は、ぜひご参加ください。

日時 4月9日(木)5限目
場所 人間学PS(総合教育研究棟F棟5階)

お問い合わせは 城戸(人間学履修コース委員)まで

(2009.04.03 掲載)

2009年4月 3日

【日記】新入生諸君に寄せて  【】

また四月がめぐってきて、大学もあらたな学生を迎えいれる季節になった。新入生諸君はおそらく、不安と希望の混じりあった泡立つような心境で、来たるべき大学生活に臨もうとしているところだろう。わたしもまた、かつて自分自身が大学に入り、学生として過ごした日々を想いおこし、その日々が残したものに心を沈めてみる。

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