『判断と崇高』合評会の予定・書評紹介 【お知らせ】
■ カント研究会第244回例会
日時:2010年 8月 29日(日)16:30~19:00
場所:法政大学92年館(大学院棟)2階203教室
合評会:宮﨑裕助著『判断と崇高──カント美学のポリティクス』
特定質問者:千葉建(筑波大学)、宮村悠介(東京大学)
■ 日本カント協会第35回学会
日時:2010年 11月 13日(土)
場所:新潟大学・五十嵐キャンパス
共同討議2:テーマ「カントと崇高論」
討議者:宮﨑裕助(新潟大学)、江川隆男(首都大学東京)
司会:牧野英二(法政大学)
また、これまでに以下の書評が出ています。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
■ 酒井潔氏(学習院大学)「〔書評〕宮崎裕助著『判断と崇高 カント美学のポリティクス』」、実存思想協会編『実存の美学──実存思想論集25』理想社、2010年、169-173頁。
──「宮崎氏の本書は、デリダの「決定の思考」に導かれ、崇高と崇高でないものとの区別すらも問題化する「パラサブライム」の領域を開拓し、日本のカント研究を大きく拡大した、と言えるだろう。」
■ 星野太氏(東京大学)「美的‐政治的判断力のリミット──宮﨑裕助『判断と崇高──カント美学のポリティクス』」、表象文化論学会編『表象』第4号、月曜社、2010年、256-263頁。
──「ひとたび本書を紐解いてみれば、「判断」と「崇高」というこの二つの問題系がカント美学の核心をなしていること、さらにそれらが極めて深い政治的射程を秘めていることにすぐさま思い至ることになるだろう。」