2012年2月16日

公開研究会「カント哲学の脱構築」  お知らせ


カント哲学の脱構築
「理性」と「意志」は近世主知主義を貫く原理であったか?

──ウルリッヒ・シュタインフォルト教授招聘セミナー

■ 日時:2012年2月16日(木)13時30分~17時00分
■ 会場:新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」講義室A
(025-248-8141)──新潟駅連接「プラーカ1」2F

13:30~13:50
大熊 洋行(東京大学大学院博士課程)
シュタインフォルト氏における判断と自由意志──カント『判断力批判』における判断と技巧をめぐる思考と比較しつつ

13:50~15:00
Ulrich Steinvorth(ビルケント大学教授、ハンブルク大学連携教授)
Reason and Will in Kant's "Idea for a Universal History" and "Groundwork"
(カントの「世界市民という視点からみた普遍史の理念」と「人倫の形而上学の基礎づけ」における理性と意志)

15:15~15:45 討議
代表質問:城戸 淳(新潟大学人文学部准教授)

15:50~16:50 一般質疑
司会・統括:宮﨑 裕助(新潟大学人文学部准教授)

使用言語:英語・ドイツ語・日本語 入場無料/事前登録不要
主催:新潟大学人文学部哲学・人間学研究会
問い合わせ先 E-mail:城戸 淳

共催:科研費(基盤A)共同研究「共感から良心に亘る『共通感覚』の存立機制の解明、並びにその発現様式についての研究」(代表:栗原 隆)

2012年2月 7日

今年度も卒業論文発表会終わりました。  イベントの記録

IMG_2894.JPG IMG_2925.JPG IMG_2945.JPG IMG_2959.JPG IMG_2962.JPG IMG_2974.JPG IMG_2988.JPG IMG_2994.JPG IMG_3012.JPG IMG_3015.JPG IMG_3017.JPG IMG_3021.JPG IMG_3027.JPG IMG_3032.JPG

2012年2月 5日

卒論発表会(口頭試問)時間割   お知らせ

2011年度人間学履修コース卒業論文発表会(口頭試問)時間割
2012年2月5日(日)
総合教育研究棟D棟3階国際センター教室 (控え室:第4教室)
PDFはこちら

1月20日(金)までに、副査の教員に卒業論文を提出してください。

第1教室
10:00~10:30 太田真理子 R.M.ヘアにおける道徳判断の普遍化可能性の成り立ちについて 栗原・城戸・宮﨑
10:30~11:00 佐藤大記 ヘーゲルにおける「偽善」と「良心」について 栗原・城戸・宮﨑
11:00~11:30 長井駿 善悪の価値判断についての考察 栗原・城戸・宮﨑
11:30~12:00 今井蕗子 ライプニッツにおける自由と偶然性 城戸・栗原
13:30~14:00 大嶋美香 コンディヤックにおける認識の成立過程の分析 城戸・宮﨑
14:00~14:30 重川成美 ハイデガー『存在と時間』における死の分析 城戸・栗原・宮﨑
14:30~15:00 佐々木奏諒 バークリの視覚論と現代の身体論 宮﨑・栗原
15:00~15:30 藤田瑛子 ハンナ・アーレント「悪の陳腐さ」について 宮﨑・栗原・城戸

第2教室
10:00~10:30 志賀野今紗子 大学生の美化語の使用と意識について 福田・中西
10:30~11:00 佐藤紫 報道記事における情報提示の日英語比較 福田・中西 
11:00~11:30 関谷紗智 現代日本語におけるやわらげ表現について 福田・中西
11:30~12:00 高木俊介 会話におけるポライトネス方略の再検討 福田・中西・青柳
13:30~14:00 村山延幸 読み手の主観的側面としての接続表現 福田・中西・青柳
14:00~14:30 阿部力也 方言と共通語のコードスイッチングについて 福田・青柳
14:30~15:00 清野朋美 宗教心理学における回心研究 青柳・中西
15:00~15:30 今井里香 日本文学における夢解釈の問題 青柳・福田・井山 

第3教室
10:00~10:30 平山美紗 アラブ地域の民間信仰 青柳・井山
10:30~11:00 山石卓弥 日本神話におけるスサノオ解釈 青柳・井山
11:00~11:30 荒井友里 笑いの文化としてのツッコミ 井山・青柳
11:30~12:00 小林礎 科学の外縁 井山・宮﨑
13:30~14:00 鈴木亜利沙 「遊び」についての哲学的考察 井山・栗原
14:00~14:30 阿部愛一郎 音楽と美の問題 井山・中西
14:30~15:00 太田穂菜美 美についての一考察 井山・城戸


時間割は変更になることがあります。変更の際は再掲示しますので注意してください。

卒業論文発表会(口頭試問)   お知らせ

平成23(2011)年度の人間学履修コースの卒業論文発表会(口頭試問)を下記のように行います。
 
とき  平成24(2012)年2月5日(日)
ところ 総合教育研究棟D棟3階国際センター教室
    第1・第2・第3教室
(第4教室が控え室になります。)
(時間割はブログ及びF棟5階に掲示します。)

発表会(口頭試問)では、最初に発表者がA4で1枚(1400字程度)の卒業論文の概要を教員および傍聴者に配布し、それに基づいて5分以内で簡潔に自分の卒論について報告した後、主査・副査による口頭試問になります。
 発表者は各自で配布する概要を15枚用意してください。発表会は合計で1人あたり25分程度を予定しています。
 なお、概要は、事前に指導教員のチェックを受けてください。後日、人文学部のwebページに公開されます。
 また、この発表会は公開で実施されますので、他の学年の学生も傍聴することができます。当日はD棟の学生玄関から校舎に入ってください。

卒業論文発表会(口頭試問)終了後、恒例の懇親会(追い出しコンパ)が企画されています。別途掲示いたしますので、ぜひご参加ください。

人 間 学 履 修 コ ー ス 委 員

2012年2月 4日

卒業論文の概要の提出について   お知らせ

人間学履修コース4年生のみなさまへ
みなさんの卒業論文の概要を人文学部のWebページに公開しますので、下記の要領にてメールで卒論要旨を提出してください。
〆切 2012年2月4日(土)17時
宛先 kaoru @human.niigata-u.ac.jp
【迷惑メール防止のため、@マークは全角になっています】

メールの件名は、卒業論文概要・氏名 として送ってください。
形式 テキスト(.txt)、Word(.doc)、Word(.docx) のいずれかで
分量 1400~1500字程度
内容 卒業論文の概要(題目および氏名は必ず記載すること)


注意事項 
事前に卒業論文指導教員のチェックを受けてください。
写真・図版は原則として掲載しません。卒論の性格上,掲載する必要がある場合,著作権上の問題が生じないものに限ります。
過去の概要は、http://www.human.niigata-u.ac.jp/category/education/course/index.htmlを参照ください。

人間学履修コース委員

2012年1月10日

卒業論文研究計画書の提出について  お知らせ

人間学履修コースの3年生へ

 人間学履修コースの来年度卒業予定の学生は、下記の要領で、卒業論文研究計画書を提出してください。これは卒業論文に向けての作業の第一歩です。
 計画書には、下記の内容をA4で1~2枚で的確かつ簡潔に書いてください。
1 研究の課題(題目)
2 論文の概要と研究プラン(作業日程)
3 使用文献、参考文献
 この計画書にもとづいて卒論指導教官を決定しますので、かならず提出してください。

提出期限 2012年1月10日(火)午後1時
提出先 青柳研究室(F591)
人 間 学 履 修 コ ー ス 委 員
*不在のときは、青柳の部屋のドアの封筒に入れてください。

2011年12月 5日

第10回新潟哲学思想セミナーが開催されました  イベントの記録

IMG_2851.JPG

 第10回セミナーでは、講師に筑波大学の佐藤嘉幸先生をお迎えして、「規律的統治から新自由主義的統治へ──後期フーコーと権力の諸問題」というテーマでお話いただきました。
 日本だけではなく、世界各国で(とくに先進国において)抱えている財政問題を解決すべく、いまや多くの世界では従来の政治体系である福祉国家型国家から新自由主義型国家へと移行されてきている。このような福祉国家的統治から新自由主義的統治への移行によって、どのように権力構造は変わるのだろうかというまさに現代が直面している問題、しかも避けては通れないような重大な問題が今回のテーマでした。
 会場には多くの学生や教員、地元の方々の参加があり、質疑応答では、時間いっぱいまでさまざまな議論が飛び交いました。会場にいらっしゃった城戸先生をはじめ、市民の方からの質問にも、佐藤先生は丁寧に、わかりやすく、ラジカルに回答されたので、私たち学生にとっても論点が見えやすく、質疑応答の内容も理解しやすく感じられました。
IMG_2863.JPG  議論の熱が冷めないまま、予定時刻を過ぎてしまったのですが、会場を移し、恒例の懇親会において──ある意味、この懇親会によって、この追補的な会によって、むしろこの講義の理解がはじめて深まるのではないかと毎回個人的に感じているのですが──、今度は学生を中心に佐藤先生にさまざまな質問をさせていただきました。佐藤先生は学生の質問に対しても、親身に、丁寧に、わかりやすく答えてくださいました。懇親会もおおいに盛り上がり、大変有意義で、貴重な時間となりました。
 以下では、講義と質疑応答の要点を紹介したいと思います。

続きを読む "第10回新潟哲学思想セミナーが開催されました" »

2011年11月25日

規律的統治から新自由主義的統治へ──後期フーコーと権力の諸問題  お知らせ

foucault.jpg 第10回 新潟哲学思想セミナー [NiiPhiS]

規律的統治から新自由主義的統治へ
──後期フーコーと権力の諸問題


講師 佐藤嘉幸(筑波大学専任講師)

日時 2011年11月25日(金) 18:10~19:40
場所 新潟大学五十嵐キャンパス
  総合教育研究棟D-301(旧地域国際交流促進室)

4409040995.jpg  フランスの思想家ミシェル・フーコー(1926-84)は、主著『監獄の誕生』において、社会に毛細管状に張り巡らされた権力の諸装置(学校、軍隊、病院、工場、監獄など)の分析を通じて、個々人の身体的実践へと介入し、個々人に「規範」を内面化させるような近代社会の統治的政治の実態を明らかにした。こうした規律的統治が、20世紀では福祉国家の統治であったとすれば、そのような統治は、1970年代に次第に破綻していく。福祉国家に代わって、1980年代以降に前景化してきたのが新自由主義の統治である。現代にまで影響を及ぼしているその統治形態とはしかし、いったいどのような特徴をもつのだろうか──

 第10回の新潟哲学思想セミナーは講師に佐藤嘉幸先生をお迎えします。佐藤さんは、2008年にパリ大に提出した博士論文をもとに著書『権力と抵抗』、また立て続けに一昨年にも『新自由主義と権力』を上梓し、フランス現代思想の前線を開拓し続けている新進気鋭の思想史研究者です。フーコーは「権力」というテーマを軸に、哲学や思想のみならず、政治学、法学、社会学、歴史学などの幅広い分野にいまもなお影響を及ぼし続けているもっとも著名な20世紀の思想家といっても過言ではありません。今回佐藤さんには、後期フーコー思想への入門セミナーとして、フーコーのアクチュアリティを分かりやすくお話いただく予定です。多くのみなさまのご来場をお待ちしています。

◎ 講師プロフィール
佐藤嘉幸(さとう・よしゆき)1971年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了後、パリ第10大学大学院にて博士号(哲学)取得。現在、筑波大学人文社会科学研究科専任講師。専門は、哲学、思想史。とりわけ構造主義以後の権力理論。著書に『権力と抵抗──フーコー・ドゥルーズ・デリダ・アルチュセール』(人文書院、2008年)、『新自由主義と権力──フーコーから現在性の哲学へ』(人文書院、2009年)。訳書に『ミシェル・フーコー思考集成IX』(共訳、筑摩書房、2001年)。ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』(共訳、月曜社、2008年)。

◎ 新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは
一昨年、新潟大学を中心に立ちあがった新しい公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。予約等はいっさい必要ありません。どなたでもご自由にご参加ください。

主催:新潟哲学思想セミナー(世話人=宮﨑裕助・城戸 淳)
共催:新潟大学人文学部哲学・人間学研究会

お問い合せは宮﨑まで


→ ポスターはこちら

2011年10月 5日

第14回 言語学ゼミ夏合宿の記録  イベントの記録

h23_gengo2.jpg

h23_gengo.jpg

 人間学講座言語学ゼミは、平成23年9月10日(土)~12日(月)にかけて、「清川高原保養センター」(新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851)において「第14回言語学読書合宿」を行った。3月に退官された山崎幸雄先生をお招きし、OBも加わり、総勢18名の参加を得て、楽しく有意義な合宿となった。今回の課題図書、水谷静夫『曲がり角の日本語』(岩波文庫 2011年)をレポータを決めて輪読した。4年生は卒論の内容について発表した。
 なお、下の写真は、7月期末のコンパの様子です。大変楽しく撮れましたのでこちらも掲載します。(記=福田)

h23_gengo1.jpg

2011年9月26日

卒業論文 中間発表会  お知らせ

平成23(2011)年度 人間学履修コース 卒業論文 中間発表会

本年度の人文学部行動科学課程人間学履修コースの卒業論文の中間発表会を、次の日程でおこないます。

日時 9月26日(月) 午前10時から
場所 人社系棟B227(B棟2階)
卒業予定の4年生諸君は、発表用のレジュメを40部用意して出席してください。
ひとり発表10分、質疑応答5分程度を予定しています。
2・3年生の参加も歓迎します。
出席できない4年生は、卒論担当教員に承諾を得て、個別に指導を受けてください。

人間学履修コース 2011.07.28掲載

アーカイブ

Powered by
Movable Type 5.2.3